第7章 恋の策謀事件(下)
「ここは?学校?」
ガイアが目をこすって言った。
「そうよ。私達は戻ってきたのよ。ゴブリン達、私達がいない間ごくろうさま。それで先生に見つからなかった?」
ウンディーネは不安そうにゴブリンに聞いた。
「はい、もちろんですとも。怪しまれぬように上手くやっておきましたから。」
ゴブリンの1人がウィンクをして授業のノートを見せてくれた。
「うわあ、細かく書いてあるね。」
ディオが驚いた。
「そう言えばさっきから気になっていたけどウンディーネの手に持っているそれは何だい?」
ユニがウンディーネに不思議そうに聞いた。
「へっ?あーこれは・・・。」
ウンディーネは驚きつつ思い出していた。別れ際にミカエルから渡されたものだった。
「これを僕だと思って大切にしてほしい。」
と言われて渡されたペンダントだ。
そしてウンディーネはユニにウィンクをした。
「うふふ、宝物よ。」
ウンディーネはおばあちゃんからもらったペンダントをポケットに仕舞いミカエルからもらったペンダントを首につけた。
事件はこうして一件落着だがケンタウロス達には第2回目のテストが迫ろうとしていた。そしてみんなで2テスト勉強を頑張ろう”と誓いそれぞれ寮へ戻って行った。