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時と光と風の中で

第8章 テスト勉強は大変であ~る!!


こうして事件が終わり学校では緊急会議が開かれた。先生方は厳粛な環境を整えるように指示され生徒をくまなく観察するよう校長先生から命じられた。そして今月から新しく心理カウンセラーの先生が他校から派遣された。
「悩み事があったら彼女に話すといい。」
校長先生は生徒達にこう述べた。
「校長先生の話も終わってあとは今年最後のテストのみだな。」
ケンタウロスがため息をついて言った。
「アクテー先生の授業は実技だからな。手順とか覚えとかないと大変だよな。」
それにディオが話を合わせた。
この学校ではテストは2回あります。夏休み前と冬休み前です。この2つのテスト結果と普段の授業への取り組みが評価されて進級となるのです。そしてアクテー先生の祭典の仕切り方、音楽では1回目のテストは筆記そして2回目は実技のテストになります。
「そういえば音楽と図画も実技だな。」
ユニが歩きながら思い出した。
「そうだった。忘れてた~。」
「それぞれの授業の傾向と対策を考えた方がよさそうね。」
そこにウンディーネとガイアがやって来た。
「やあ2人とも、テスト勉強頑張ろうな。」
ディオが通りかかった2人とハイタッチをした。
するとそこにワル3人が嫌味たっぷりにやってきて言った。
「落第しないようにせいぜい頑張るんだな。」
あの事件から時は過ぎていつもの学校でのワルに戻っていた。
「やっぱりいつものワルだな。お前達こそ落第しないように頑張れよ!」
ケンタウロスは呆れて肩をすくめた。
「何度でも言うがいいさ。君らが落第してるのが楽しみだな。ワハハハ。」
ワル達はケンタウロス達を嘲笑って去って行った。
「ワル達には言わせておけばいいのよ。ほっといて行きましょう。」
ウンディーネがみんなにそう促した。
「でもいつものワルで良かった。」
みんなはほっと胸をなで下ろしてそれぞれ寮へ帰って行った。
そこにケンタウロスが寮へ帰る途中ウンディーネに聞いた。
「そう言えばミカエルはアキレーを殺したことになるけど処刑は受けなかったのかなぁ?」
「そうね。あれから双子から手紙が来たのよ。」
「ええ?ハルファス&マルファスの2人から?」
ケンタウロスが驚いてウンディーネに聞いた。

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