第7章 恋の策謀事件(下)
「それとアフロディティーの盗まれたサンダルの行方が気になるわね。」
ウンディーネは考えていた。
「それからさっき2人を犯人じゃないか?って名前を挙げたけどヘルメスに関しては策略の神様でもあるからそこが引っかかるわね。最近になっての噂だけど死出の旅路の案内者などともヘルメスは言われているわ。」
「それは本当なの?」
ケンタウロスがウンディーネに聞いた。
「噂だから本当かどうかはわからないわ。でも2人の共犯ってことも考えられるわね。」
「確かに、それは僕も同感だね。」
キューピッドとディオが頷いた。
みんなで犯人について話しているとそこにミカエルと双子がやって来た。
「ここにいたのか。」
「あら、ミカエル。そしてハルファスとマルファスも!!」
ウンディーネはミカエルらを見つけると微笑んだ。
「さっきはどうもありがとう。おかげで助かったよ。それでウンディーネ達から聞いたんだけど友達の犯人探しをしてるんだって?」
ミカエルはみんなに聞いた。
「そうなんです。僕らの2人の友達が亡くなってしまって。誰かが殺したのは間違いなさそうなんですけど誰なのかな?って話していたんです。そうしたらヘファイストスとヘルメスの名前が挙がったんです。僕とディオとウンディーネが悪魔の会議に参加させてもらった時に2人の姿を見たんですが誰も疑わなかったのがおかしいなって。」
ケンタウロスが今まで話していたことを簡単に説明した。
「なるほどね。それじゃあ僕らも協力するよ。」
なんと事件の解決に先ほどのお詫びとミカエルと双子が協力してくれることとなった。
「ありがとう。」
みんなはミカエルと双子にお礼を言って事件解決へと乗り出したのである。果たして事件は無事に解決するのか?そしてヘファイストスとヘルメスの行方は??