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時と光と風の中で

第7章  恋の策謀事件(下)


ケンタウロス達が歩いていると雪が舞っていた。
「あっ雪だ。」
男子達が雪に飛びついたのでウンディーネとガイアが注意した。
「そんなことしてる暇はないでしょう?早く来なさいよ。」
「ごめーん。つい、うっかり。」
男子達が戻ってくるとみんなは再び歩き出した。
「これから寒くなるなんて嫌になっちゃうわ。」
ガイアは肩を落とした。
しばらく歩いていると雪が舞っている中誰かが倒れていた。
「あれは・・・誰だ?」
そこには大きな人が倒れておりみんなは夢中で駆け出した。
”Αυτός είναι ο αδελφός μου.”
巨人がそういって兄に駆け寄った。
「なんですって?これがあなたのお兄さんなの?」
ウンディーネが巨人に聞くと彼は頷いた。
そこには紛れもなく巨人の兄であるコットスが倒れていたのだ。巨人が兄に駆け寄り話しかけると兄はむっくりと起きて立ち上がった。
「生きていてよかったな。それにしても何があったんだ?」
ユニがコットスに聞いた。
”Δύο αδελφοί μου και ήμουν σε αυτός Πύργος.”
するとコットスはユニの質問に答えてくれた。
「私と2人の兄弟はあの塔にいたんだ。」
コットスの言葉をウンディーネが訳してみんなに伝えた。
”Αλλά μόνο η γιαγιά Εκατόγχειρες, τύπος αερίου και μόνο κατέληξα να πίσω από τον πύργο.”
「しかしヘカトンケイルだけが助かり私とギューゲースだけが塔に取り残されてしまった。」
”Εγώ χάσουμε από τα μάτια του ο αδελφός μου ο τύπος αερίου τύπος αερίου και να βρει τον τρόπο να πάρει από τον πύργο, αλλά ήταν σε θέση να βγούμε και έψαχνα μέχρι τώρα. Έτσι με αυτόν τον τρόπο πέσαμε.”
「私とギューゲースは塔から出る方法を見つけ出して、外へ出ることが出来たが弟のギューゲースを見失ってしまい今まで探していた。そうしたらこの道で倒れ込んでしまった。」
コットスの言葉をみんなは熱心に聞き入れた。

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