第7章 恋の策謀事件(下)
「ねえ、ヘカトンケイル。あなたの兄弟はどこで見失ったの?」
ウンディーネが市場には目も呉れず巨人に聞いた。
”Είναι μπορεί να είναι ακόμα ο αδελφός μου ήταν σε θέση να πει την αλήθεια παίρνω ακριβώς από τη φυλακή, αλλά εκείνη τη φυλακή”
「えっと私は助かったけれどまだ兄弟は・・・なんですって?聞き取れなかったのでもう一度言ってもらえないかしら?」
ウンディーネは巨人に申し訳なさそうに聞いた。
”Είναι ακόμα ο αδελφός μου μπορεί να είναι σε εκείνη τη φυλακή”
巨人はウンディーネにもう一度説明してくれた。
「あなたの兄弟達はあの塔にいるはずなのね?わかったわ、行きましょう。」
みんなは遠くにある塔を目指して歩いた。
「あれ?全然塔に着かないぞ。もしかしてずっと同じ道を通ってる?」
ケンタウロスが首をかしげた。
「バカね。そんなはずないでしょう?」
ウンディーネがケンタウロスのしっぽを引っ張った。
「それだけはやめてくれよ~。」
ケンタウロスがそう叫んだ時いつの間にか塔が見える所まで来た。
「え~この山道を登るのかよ。勘弁してくれよ。」
ディオはがっくりと肩を落として道に座り込んだ。
「もう、男の子なんだからしっかりしなさいよ。あっそうだわ。ケンタウロスとユニがいるんだったら乗せてもらえばいいわ。キューピッドは空が飛べるからいいわね。」
「OK!」
ウンディーネの提案によりケンタウロスの後ろにウンディーネとガイアが乗り、ユニの後ろにディオが乗った。
「俺の後ろがディオとはなあ。女子が良かったんだけどな。」
ユニが皮肉たっぷりに言ったのでディオがむっとした。
「女子じゃなくて悪かったな。」
「2人とも喧嘩してないで置いて行くわよ。」
ガイアが2人に注意したのでユニも諦めてディオを背中に乗せて走り出した。
キューピッドは空を飛び、巨人も歩き出した。
この厳しい山を越えれば塔に辿り着くのである。果たして巨人の兄弟は無事なのだろうか?