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時と光と風の中で

第7章  恋の策謀事件(下)


「残念ですが2人が子供のため火葬はできません。子供の場合は土葬を行います。死因は窒息死だそうです。」
2人の父がみんなに説明をした。そして深く掘った土の中へ静かに2人の遺体を埋めていきます。そして土葬下場所に目印の旗を立てた。それからホーラーの女神様達も到着して2人の遺体に祈りを捧げた。
2人の両親は泣きながらに”早急な解決を望みます”と学校側に訴えた。これに学校側も応じて全力を尽くしますと答えた。遺族の方々や先生達は必死に涙を抑えていた。ウンディーネとガイアは声を上げて泣き男子達は悔しそうに下を向いたままだった。ここでガイアがアフロディティーとマールスとの学校での思い出を涙ながらに語った。
「私は・・・2人が死んだということが今だに理解っできません。アフロディティーとは私と・・・ウンディーネとルームメイトで良くお話をしたりふざけ合ったりしました。本当に仲の良い友人の1人でした。マールスとは寮は違いましたが入学式の時に出会って意気投合しました。寮が違うため中々会えませんでしたが・・・えっと学校主催のオリンピア祭では大活躍でした。私はケンタウロス君のレスリングの練習相手にぴったりだと思ったのです。それから友達みんなにマールスを紹介しました。あれからみんなもマールスと話すようになって徐々に親しくなったんだと思います。2人がいなくなるのはさみしいことですが今は天国で安らかに眠れるように私達で見守っていきたいです。そして一刻も早く犯人が見つかればいいと・・・思います。」
ガイアは2人の思い出を語った後ギュム先生に促されてケンタウロス達の所へ戻った。こうして葬儀は無事に終了した。ですが犯人探しがまだ残っています。ケンタウロスがウンディーネに何か耳打ちしていた。犯人探しの作戦会議でしょうか?
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