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時と光と風の中で

第7章  恋の策謀事件(下)


「ねえ、そういえばパシフィスタの寮監督のアレキサンダー先生と私達のレボルシオンの寮監督のギュム先生はどうなってしまうの?」
ガイアがみんなに聞いた。
「私はアフロディティーが亡くなる前彼女とウンディーネとギュム先生の所を訪れたんです。その時先生が処罰は校長先生が決めるって言っていたのよ。処罰決定日がいつになるのかわかればいいんだけれど。もし2人の先生が寮監督をやめたらどうなるの?」
「そうしたら新しい先生に変わるんだろうな。」
ケンタウロスがお手上げポーズをした。
「そんなぁ。私は絶対に嫌よ。」
ガイアに続いてウンディーネも口を合わせた。
そんな話をしていると校長先生が寮監督について話し始めた。
「寮監督の先生方には引き続き監督を務めてもらおう。たしかに監督不届きと思うのが普通だろうが私はそうではないと思っている。先生だって生徒の奥深くまでは見れないわけだし出来なかったのではなく無理であったの方が等しいだろう。よってそれぞれの寮監督の先生には続行してもらうぞ。」
「はい。」
先生達が頭を下げて立ち上がった。
「心して務めるようにな。」
校長先生の話を聞いてケンタウロス達にも安堵の表情が溢れた。これによってアレキサンダー先生もギュム先生も寮監督を続けることになった。
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