第1章 気持ち
<藤ヶ谷side>
藤ヶ谷:「せっかく最後の年に同じクラスになったんだからさ、また仲良くできない?」
:「え?」
顔をあげてくれたに言葉が止まらない。
藤ヶ谷:「…好きなヤツとか居んの?」
を真っ直ぐ見る俺に
:「…ううん…」
びっくりしてる。
藤ヶ谷:「避けられるとさ…気になるんだよね…」
:「…ごめんなさい…」
藤ヶ谷:「謝んなって…」
:「…」
藤ヶ谷:「…あのさ…急なんだけど…俺と…付き合ってくれませんか?」
:「!?」
驚いて言葉が出ないのベットに置いてある手を握りしめた。
真っ赤になってるは大きく首を横に何度も振る。
藤ヶ谷:「なんで?俺の事もう好きじゃなくなった?」
目に涙をためながらが首を横に振る。
藤ヶ谷:「遅すぎた?」
:「違う…そんな事したら…藤ヶ谷くんが笑われちゃう…」
藤ヶ谷:「笑われるって誰に?なんで?」
流れ落ちる涙を拭ってやろうと手を伸ばしたけど、
:「もっと回りを良く見て…」
握りしめた手をスルリとほどいて
無理矢理作った笑顔で
:「長居してごめんね…ぶつけてごめんなさい…お大事に!」
そう言って慌ては出て行った。