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俺たちの可愛いお姫様〜無邪気な恋〜

第3章 みんな集合ですよ!アホ部部長がお呼びです……!




---ピンポンパンポン



跡部「テニス部にマネージャーは大至急体育館に集合だ」


館内放送だろうか。
跡部部長の声が流れている。


体育館に集合って言われても、体育館ってどこ?



『とりあえず部屋から出ようかな』


部屋からでなければ何も始まらない。



謙也「浪速のスピードスターをナメるなって話や!」



『ん?わっ…!何今の……!』

何かが目の前を横切った気がする。
すごい早さで。

ぶつからなくて良かったぁ…。



白石「こら謙也!…あ、お嬢ちゃんぶつからんかったか?」


『あ、はい!ギリセーフでした!』


白石「スマンな…後でちゃんと叱っておくわ…。ところでお嬢ちゃん…どこの子や?」


『あ、氷帝のマネージャーしてます、苗字名前です!』


この件、何回目だろうか。
そろそろ飽きてきたぞ??



白石「氷帝の!?こんな可愛ええ子がマネージャーとか羨ましいわぁ…」


じーっとガン見する白石。


『えっと、可愛くないですよ…!』


可愛いと言われるのは嫌ではない。
寧ろ嬉しいことだが…恥ずかしい。



白石「可愛ええよ。良かったら一緒に体育館までどうや?」


名前に手を差し出しながら見つめる白石。
まるで王子様のようです。



『あ、はい!体育館への道がわからなかったのでありがたいです!』


白石「そうだったん?ならちょうど良かったわ(にこっ)」



この笑顔、とてもキュンキュンします。

どうして他校にはこんなに優しい人が沢山いるのに、氷帝は冷たい人が多いがする。
もっと優しくして欲しいものだ。







白石「お、たくさん集まっとるなぁ」


『すっごい人…』


いろんな学校が集結していて人数が半端じゃない。
マネージャー一人じゃなくて良かったと内心思った。






跡部「よし、お前ら集まったな。今日は全部で5校に集まってもらった。氷帝、青学、立海、四天宝寺、比嘉だ。名前、ちゃんと覚えておけよ?」


『あ、は、はい…』



前のステージに立ってマイクを持ちながら私に話しかけてきた。
それと同時に皆の視線が名前に集まる。

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