第15章 無防備に寝てはいけません(2回目)
ーーー翌朝
『………zzz』
跡部「ふっ、よく眠っていやがる」
俺のベッドで眠っているのは、氷帝マネージャーの名前。
俺の好きな奴でもある。
スヤスヤと気持ちよさそうに寝てる名前の頭を優しく撫でてやる。
跡部「お前はいつになったら俺様の女になるんだろうな…」
柄にもねぇ。
俺が欲しいものは今まで何でも手に入れてきた。
だが、コイツだけは自分のモノにはならない。
まぁそうゆうところも好きだけどな…
そんなことを一人考えていると扉をノックする音が聞こえたため、そちらに目を向ける。
忍足「跡部、いるんか?」
跡部「………………」
扉の向こうから聞こえる声は忍足だな。
名前を起こさないためにも声を出さずに忍足をシカトする
ドンドン
忍足「跡部寝てるんか?ちょっと入るで…………って、跡部いるやん。しかも起きとるやん」
跡部「朝っぱらからうるせぇぞ」
忍足「うるさいって……もう朝食の時間……………って、名前…!?なんでここにいるんや…」
跡部の隣で眠る天使の存在に気付いた忍足。
跡部「おい、うるせぇぞ忍足。起きちまうだろが」
忍足「そんなこと言うてる場合じゃないやろ…!」
跡部「アーン?俺様の女なんだから一緒に寝てるのは当たり前だろうが」
忍足「いつから跡部の女になったんや……」
跡部「俺様は名前と後から行くから、他の奴に伝えとけ」
忍足「はぁ…名前を跡部とくっつけておくのは心配やけど、とりあえず皆心配してるから戻るわ」
そういって忍足は部屋から出ていった。