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俺たちの可愛いお姫様〜無邪気な恋〜

第11章 箱の中身はなんでしょな。




コイツはまだ箱の中身を見ていない。
ここに置いていったら絶対箱の中身を見るに決まっている。



跡部「これは俺様が預かる」


『預かるんですか……?ゴミなのに?』



箱は空だと名前には言ってある。
確かに空箱を預かるなんておかしな話だな。


跡部「いや、預かるというよりは処分しておく」


『それは助かります!』


跡部「あぁ。お前はまだゆっくりしてろ、本調子じゃねぇからな」


『わかりました!後ひと眠りしてから起きますねー』


跡部「ん、それでいい。俺様は部員の様子を見てくるからな」


『はーい。行ってらっしゃい部長』



跡部は部屋から出ていった。
やはり一人になる時間は静かである。



『よーし、もうひと眠りしよっと』



そう呟いてから再びベッドに潜り人寝りついた。









ーーーー氷帝




跡部「おい、宍戸」


宍戸「あ?なんだよ跡部」


跡部「お前名前を泣かしたか?」


宍戸「はぁ!?」



忍足「名前を泣かすって……何したんや」


向日「やっぱり俺が送っていけばよかったぜ……」


宍戸「ちょ、ちょっと待てよ……!」


日吉「女性を泣かせるなんて、男として最低ですよ」


鳳「名前大丈夫かな…」


宍戸「お、俺が何したって……!」


跡部「はぁ……宍戸でもダメだったか…やはり俺様じゃねぇと……」


忍足「やっぱり俺やろ」


向日「侑士はいろんな意味で手出すからダメだろ!」


ジロー「やっぱり俺だよね〜!」



跡部「お前らやかましいぞ。宍戸は後で名前に謝っておけ」


宍戸「わ、わかったよ……」




俺何した?
泣かせるような事はしてねぇよな……?


疑問ばかりが残るが……
とりあえず謝ることにした宍戸であった。


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