第8章 マネージャー業初日です!
ドリンクを一口飲む跡部。
跡部「…うまいな。これはお前が作ったのか?」
『あ、うん!藍沢先輩にアシストしてもらって頑張って作ったの!』
跡部「ほう、さすがは藍沢だな。」
『…私だって頑張ったのに……』
藍沢先輩にアシストしてもらって作ったのは確かだが、ドリンクを作ったのは私本人だ。
藍沢先輩ばっかり褒めるからイラッとした。
跡部「バーカ。本気にしてんじゃねぇよ…。ま、この調子でマネージャー業頑張れよ」
頭をぽんぽんと優しく撫でてやる跡部。
『うん!私頑張ります!』
素直じゃない跡部部長。
彼なりに褒めてくれてるんだって思った。
ーーー部室
『藍沢先輩!』
藍沢「あ!おかえり!どうだった?仲直りできた?」
『はい!褒めてもらえました!』
藍沢「良かったね!やっぱり跡部くんは名前が大切なんだよ。まぁみんなそうだろうけど…ね?」
『大切…?』
藍沢「そうだよ?大切じゃなきゃキツいこと言わないよ」
『そうなんですか…?』
藍沢「名前にはまだわからないかもね?」
なでなで。
『私頑張って色々覚えます!!』
藍沢「今のままでいいのになぁ…ふふ」
そんなたわいのない話を藍沢先輩としながら、一日のマネージャー業を無事に終えた。
明日も気を抜かずに頑張らなきゃ!