第7章 お風呂は静かに入ろう。裸の付き合い
ジャッカル「悪いな、名前。こいつらお前のことがお気に入りみたいで…」
『あ、大丈夫です!ベタベタされるの慣れてます』
ため息混じりに話すジャッカルさんはなんだかお母さんのようだ。
それにベタベタされるのはいつものこと。
氷帝の皆もベタベタするのが大好きらしい。
まぁ、私もベタベタするのは好きなほうだ。
切原「慣れてんの?もしかして他の連中にもやられてたり…」
『氷帝の皆もベタベタするの好きみたい!』
丸井「くっそー… 名前が毎日傍に居るなんて、氷帝幸せすぎだろぃ」
切原「そっスよねー…うちには恐ろしい副部長ともっと黒い部長しかいないっスよ…」
真田「赤也、今何と言った?」
いつの間にか真田と幸村が立っていた。
切原の愚痴が聞こえていたようだ。
切原「げ。真田副部長に幸村部長…」
幸村「ふふ、赤也は明日の練習5倍くらいかな」
切原「ご、5倍…!?」
丸井「頑張れよぃ♪」
真田「フン、5倍くらい余裕が当たり前だ」
愚痴を言ったせいで明日の練習が5倍になってしまった。
頑張れ、切原。ファイト。
柳生「それでは、そろそろ私達も失礼しましょうか」
幸村「うん、そうだね」
丸井「んじゃな♪ 名前も湯冷めしない内に布団に入れよぃ?」
『わかってますよー!また明日!』
立海の面々がそれぞれ居なくなり、1人廊下に残される。
『そろそろ部屋に戻って明日のために寝よっと』
コーヒー牛乳を飲み干して瓶をケースに返しては部屋に戻り机に向かってマイノートに今日覚えたこと等を書き出して。
ふかふかの布団に入れば安心してそのまま眠ってしまった。