第7章 お風呂は静かに入ろう。裸の付き合い
謙也「なんであんなに怒ってるんや?」
乾「あぁ、俺が説明しよう。女湯の露天風呂から名前と藍沢が話してる声が聞こえたんだ。その内容は、四天宝寺のゴールデンレトリバー先輩が癒しで、四天宝寺が好きだと。それを聞いた皆が嫉妬した、と言うところだろう。」
財前「思いっきりとばっちりっすね。まぁ謙也さんだけなら何言われてもええっすけど」
謙也「なんでやねん!」
白石「俺らは慰めただけやで?名前がイジメられたってゆうてたからな」
金太郎「せやせや!青学に散々な目に合わされたっていうとったわ!」
海堂「それは一部だろう」
桃城「そうだぞー!俺たちは何もしてないからなぁ」
越前「元はといえば不二先輩の激辛ラーメンと乾先輩の乾汁のせいっス」
手塚「…そうだな」
不二「ふふ、可愛かったよ。名前」
大石「そうゆう問題じゃ……」
白石「兎に角や。女性には優しくせなあかんで?」
小春「あ〜ん、蔵リンかっこい〜♡」
ユウジ「浮気か、死なすど」
ーーー女湯
『はぁー逆上せたかも……藍沢先輩と一緒に出とけばよかったー…』
あれから露天風呂でガールズトークをしていたが、藍沢先輩が温まってしまったので上がると言ったのだが…なんだかまだ入っていたい気分だったので自分だけ残ることにした。
それが間違いだった。
藍沢先輩と一緒に出ておけば逆上せることも無かっただろうに。
『あー…気分悪い…』
とりあえずパジャマを着て脱衣所から出て、広い空間のふかふかソファーにぐでっとしている。
柳生「あなたは… 名前さんではありませんか」
『え、あ!立海の柳生先輩!』
柳生「覚えていただき光栄です。それはそうと、こんなところでどうしましたか?」
『あ…温泉入ってたらそれが逆上せちゃって…』
柳生「そうでしたか…。あ、少し待っていていただけますか?」
『え?あ…はいっ…』
そのまま柳生はその場を立ち去った。
どこに行ったのだろうか…?