スー繝�ー弾ガん繝ュ繝ウパⅡDa1 Dream St0rys
第18章 chapter3 ① 3番目の島
『映画館ではモノクマから映画鑑賞を強制されるよ。きっとアレは動機だから観ない方がいいと思う。』
あ、そう言えば私はさっきスルーしたんだよな。
……やっぱ後でちゃんと観に行かないとダメかな?。
「何だと? まさかまたモノクマの自主製作か」
『もちろん。でも日向くんは150万円で映画を観ない特権を手に入れたみたいだけどね。』
「150万でか……そんな金額でどうにか出来るものならそうしたいんだがな」
十神くんは考えるように首との境目が分かりにくい顎に手を当てた。
『まぁ、厳密には150万を払うというより150万である品を買うっていう条件なんだけどね。』
「品……? どんな品だ?」
説明するのもアホらしくなるようなデザインのステッカーを思い出して、首を振る。
『やめといた方がいいよ。たぶん買ったことを一生後悔しそうだから。』
それを最後に十神くんとバイバイした。
十神くんはポップコーンを目当てに映画館の方向へと消えていく。
私も十神くんとは反対の向きに歩いて、ライブハウスまで行き着いた。
「ィィイヤッハアァァァーーー!!」
突然、耳をつんざく奇声が聞こえる。
『どうしたの?。』
「ィィィイイヤッハアァァァァァーーーー!!! これが叫ばずにいられますかっ誉稀ちゃん!」
いつにも増してハイテンションな唯吹ちゃん。
『ライブハウスがあってよかったねぇ。』
ライブハウス内を見回しながら言った。
中には唯吹ちゃんとソニアさんとペコちゃんがいる。
「すごいですっ! ここがジャパニーズの若者達が夜な夜な踊りに明け暮れるという噂のジャスコなのですね!」
『……ジャスコ?。』
「あっ失礼しました。本当はディスコです。わたくしとしたことが……」
うん、ジャスコは大型スーパーの方だね。
………伏せ字とか要るかな?。
「ゴーゴーやランダバを、羽根つき扇子とボディコンの装備で踊るんですよね」
『バブルの匂いが半端じゃないね。』
しばらくソニアさんとディスコの話をしてから外に出た。
以前の時とあんまり変わらなかったな。
まぁ、よしとしよう。
次はモーテルだ。
特に見るものはないだろうけど、一応行ってみよう。
また少し歩いてモーテルに到着した。
モーテルの前にはヒヨコちゃんが1人で立っている。