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第36章 chapter6 ④遠いあのとき
「これをこうして……ほら、見てみなよ」
モノクマから返された生徒手帳を確認してみると、画面にはみんなの姿が映っていた。
16人と1体で何やら細長い通路のような場所を歩いて進んでいるようだ。その足取りは重く、皆一様に不安げな顔をしている。
『え、これ……リアルタイム?。』
「そ!今から卒業試験が始まるからさ、キミにも見ていてもらいたくって!」
みんなの様子が確認できて嬉しい反面、これを嬉々として見せてくるモノクマに不信感が募った。
『……みんなに酷いことしたら許さないから。』
「も~~、怖い顔しちゃってぇ! ボクはあくまで外の情報を伝えて選択肢を与えるだけだよ?」
笑いながらモノクマは私にタブレットを押し付けてきた。
「そんでもって選ぶのはカレらだから。よーく見ててよね。キミの大切な仲間達が何もかもに絶望していくところをさ」
そう含み笑いをしながら言うと、モノクマはまた一瞬の内に居なくなってしまった。
こうなった以上は仕方がない。
みんなに同行することができなくて残念だけど、このまま大人しく試験を見守ることにした。