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第18章 chapter3 ① 3番目の島


3番目の島に来た。
以前は病院で九頭龍くんを発見してみんなでバタバタしたけど、今回は何にもないな。
今日一日はのんびり出来そう。
取り敢えず、一番近くにある映画館に入ろう。
映画は観る気ないけど、ポップコーン食べたいし。
小腹満たしのためだけに映画館に入ると、ロビーにはモノクマと日向くんがいた。
「あっ希灯サン聞いてよ、日向くんったら150万でこんなペラッペラのステッカー買っちゃったんだよ!」
「お、おい、やめろっ!」
日向くんが手に持っているステッカーを私に見せるために奪い取ろうとするモノクマ。
あの意味不明なメッセージの書かれたモノクマのステッカーのことか。
確かにあんなのを150万でなんて……冷やかしたくもなるよね。
モノクマと日向くんがもみ合いになっている様子を何となく見守っていると、いきなり劇場の扉が勢いよく「バァーン!」って音を立てて開けられた。
突然のことに驚いて肩が少し跳ね上がる。
「まったく、最悪だよ……」
すごく不機嫌そうな口調と表情で劇場から出てきたのは狛枝くんだった。
「……あ、希灯サン。ごめんね、驚かせちゃったね」
『え、いや別に。』
動ける状態の狛枝くんを見ると面倒事が起こりそうっていう先入観が身に付いたっぽい。
私は足早にポップコーンの製造マシンの中から適量を紙カップに移すと、すぐに出口へ向かった。
「あれ? 希灯サンも観てってよ。超大作だよ」
「駄目だよ! こんな下らない作品を見せて希灯サンの輝く瞳が濁っちゃったらどうしてくれるの?!」
「いいよ、いっそもうこれ以上ないくらい絶望的に濁らせちゃおうよ」
バカみたいな会話を無視して外に出る。
さて、次は電気街にでも行こうかな。
ポップコーンを数粒口に放り込みながら歩いていくと、次第に目的地が見えてきた。
寂れた雰囲気がより際立つような、使い道のない機械の数々が出迎える電気街。
……ここにあるパソコンに、確か「ウサミXファイル」があったな。
内容も覚えてるし、今回は別に見なくていいや。
聞かれても知らないフリしようっと。
入っていくと、何やら漁ってる左右田くんを発見した。
『何してるの?。』
「ん? ……あぁ、オメーか。携帯ゲームのハードを探してんだよ」
『ゲーム?。』
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