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第18章 chapter3 ① 3番目の島


「……無ッ、どうした希灯、大丈夫か?」
『えっ……あ、いや何でもないよ。』
放心しておったぞ、と弐大くんが私の顔の前で大きな手をパッパと振った。
『ごめん、ちょっと考え事してた。』
いけない。終里さんの件で頭がいっぱいだ。
絶望病とか色々気にするべきことは沢山あるのに……これじゃあ全部ダメになりそう。
……今日はまだその日じゃないんだし、一回頭をリフレッシュさせた方がいいかもな。
そう考えながら弐大くんと別れた。
そうして橋を渡りきってしまう頃には、いくらか気は落ち着いていた。


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