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第18章 chapter3 ① 3番目の島


『………。』
……………あれ?。
おかしいな。
なんだか、さっきまで誰かと話をしてたような気がする。
もしかして、夢かな……?。
あんまり思い出せないけど、うっすら見覚えのある人が出てきたような。
前にも同じような夢を見た気がする。
……まぁいいや。どうせ夢だし。
そう割り切って、私はベッドから下りた。



「えー……ミナサン、言い忘れていたことがあったんでちゅけど……」
「あ? 何だよ」
申し訳なさそうに出てきたモノミちゃんに、食べ物を喉に流し込むようにして食べていた終里さんが興味なさげに聞いた。
「実は一昨日の夜、あちし頑張ってモノケモノを倒したんでちゅ」
「モノケモノを倒したってことは……」
「新しい島に行けるってことだね」
昨日に引き続き旧館での緊縛から解放された狛枝くんが、「早く行ってみたいな」って様子で言う。
ちなみにみんなが狛枝くんを解放した理由は、御飯を持っていくのが面倒だからってことらしい。
「ってか、そんなん昨日の内に言えよ!」
左右田くんが遠慮なしにツッコミを入れると、モノミちゃんは涙目で頭を押さえた。
「すみまちぇん……ついミナサンと野球ってことで舞い上がってまちて………それに、もし教えていたら島探索をすることになって、せっかくのミナサンがらーぶらーぶ出来る機会が潰れてしまったかもしれまちぇん」
『そっか、新しい島に行けるって知ったら野球どころじゃなくなるもんね。』
私的にはそっちの方が良かったけどね。
あー、筋肉痛にならなきゃいいんだけどな……。
「まぁいい、新しい島に行けるのなら早速行ってみようじゃないか。ここで騒いでいても時間の無駄だからな」
十神くんのその言葉を筆頭に、食事を済ませた私たちは3番目の島へ向かった。



3番目の島へ行く途中、終里さんだけが砂浜に入っていくのを見た。
一瞬、何をしにいくのかと思ったけど、すぐに思い出した。
トレーニングだ。
遠巻きに覗いてみると、やっぱり終里さんは自己流の猛特訓に励んでいた。
もはや芸術的とも言える理解しがたい動きをとんでもない素早さで行っている。
終里さんの蹴り飛ばしたヤシの木がバネみたいに大きく揺れて、果実が砂浜の上に呆気なく落下した。
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