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第17章 chapter2 ⑥ ビーチハウスと金属バット


倉庫を指差してみせると、真昼ちゃんは「えっ」と声を上げた。
「そ、そんなところに居たの? っていうか……どうしてそれを誉稀ちゃんが知ってるの?」
『あー……ごめんね、今そんなこと説明してる暇はないんだ。まぁ、ヒヨコちゃんが出てきたら取り敢えず呼び出した理由とは別の話題を話してくれないかな。』
「そんなこと言われたって………」
真昼ちゃんは困ったような顔をして言った。
まだ真昼ちゃんは完全にはあのゲームの件を納得してないみたい。
『……お願い、もうこれ以上モノクマの動機を蒸し返さないで。これは真昼ちゃんのためでもあるから。』
そしたら、真昼ちゃんの顔が若干怯えを孕んだような表情になった。
あぁ、しまった。思いの外トーンの低い声で言っちゃった。
みんなの前での私と比べたら相当キツい感じに聞こえただろうな。
『……まぁ、あのゲームの内容に関すること以外を話してくれたら嬉しいかなーって………。』
咄嗟に作り笑いで誤魔化すけど、真昼ちゃんの表情はあんまり変わらなかった。
はぁ……変に好感度下げたくないんだけどな。
何て思ったその時、倉庫から物音がした。
「あ……!」
真昼ちゃんが焦ったように私と倉庫を交互に見る。
『えっと……とりあえず真昼ちゃんはヒヨコちゃんが倉庫に居たのに気付かなかったってことで何食わぬ顔で対応して。後は遊びの約束でも悩みの相談でも何でもいいから、あのゲームの話だけには絶対に触れないでね!。』
ビーチハウスの裏の扉から出ながら念押しした。
走りながら言ったから後半はほぼ大声になってしまった。
大丈夫かな。今の、ヒヨコちゃんに聞かれてないといいけど……。







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