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第16章 chapter2 ⑤ トワイライト・シンドローム


みんな、信じたい気持ちと疑う気持ちがぶつかり合ってて、いっぱいいっぱいみたい。
私だって、誰も動機を知らずに、誰も殺人を企てずに済んだらどれだけ嬉しいことか。
でも、実際起こっちゃうんだから。
何人も動機を知っちゃうんだから。
本当にコロシアイがあったんだから。
きっと私はこういう心理的な問題じゃ、みんなを完全に信じることは出来ないんだろうな。
「……………………関係ないよ」
……え?。
ふいに聞こえた千秋ちゃんの呟くような声。
「動機どうこうなんて関係ないよ。どっちにしろ……コロシアイなんてさせない。コロシアイなんて……私が絶対させないよ」
決意を胸に抱いたような、それこそ真剣な顔で千秋ちゃんは断言した。
『……………。』
なんだろう。
私は今の千秋ちゃんの言葉にドキッとした。
もちろん情欲的な不整脈じゃなくて、もっと心に駆り立てるような、若干の焦燥感を煽られるような感じ。
多分……私はきっと千秋ちゃんの持つ感情に対して、自分の考えとかに劣等感を抱いてしまったんだ。
よく分からないけど、千秋ちゃんは「まっすぐ」してるなって感じた。
きっと私は……彼女の心が羨ましいんだろうな。



とりあえず、みんなは夜時間になったのを境に解散した。
結局ゲームをするのかしないのかは決まらなかったけど、以前と同じだからまだ安心できた。
どうせプレイする人が出るんなら「誰がいつ何をするのか」がわかってた方が有利。
状況が同じようなものだったら私も阻止しやすくなると思う。
九頭龍くんと、ペコちゃんと、真昼ちゃん………。
どうすればいいのかな。
あぁ、そうだ。今日のこと、ノートに書いておこう。
ついでに、私なりの作戦も………。



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