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第16章 chapter2 ⑤ トワイライト・シンドローム
うぷぷ、と笑いながら視線をこっちに流してきた。
うっ……もうバレてるし。
しかもすでに校則に載ってるときた。
なんか色々と自分が恥ずかしいな………。
「ってことで話は終わり。じゃあね~!」
そう言うと、モノクマはさっさと退散してしまった。
「な、なんだよ……それ……!」
「おい……どうするよ?」
「どうするって言われたって……分かる訳ないじゃん………」
モノクマから与えられた動機に動揺を露にするみんな。
そう言えば、この動機ってある特定の人にしか動機にならないと思うんだけど。
以前の時もそう思ったんだよね、この動機。
モノクマはどうしてこんな低い可能性のものを選んだんだろう……。
……まぁ、あの人の考えなんて私の頭じゃ理解できないか。
「取り敢えず、これが動機だと分かった以上、下手に触るわけにはいかんな」
「このゲームに迂闊に手を出すのは危険だ。それだけは間違いない」
十神くんとペコちゃんが筐体に目を向け、みんなにそう忠告した。
「そ、そうですね……もう少し様子を見た方がいいかもしれません」
「でもさー、その「様子見」の間に誰かがこっそりゲームしちゃったらヤバイよねー。動機を見たそいつが"ハンター"になって、他のみんなは"獲物"になっちゃうんでしょー?」
ヒヨコちゃんのその言い分は最もだった。
壊せないし、ずっと誰かが見張っとくのも無理な話だし……それはもうどうしようもない。
「そ、そんな考え方おかしいだろ……!」
「……実際、そうじゃねーかよ。へっ……死んだら負けなんだ。なら、勝つには殺るしかねーだろ」
日向くんの反論に九頭龍くんが吐き捨てるように言って、そのままどこかに行ってしまった。
どんなに誰も触るなとか言っても、結局は誰かがやっちゃうんだよ。
好奇心やら、懐疑心やらね。
それが人を動かしちゃうんだ……。
「だ、だけど……九頭龍さんの言い分も一理あるかもしれないですよねぇ……」
「オメーまで何言ってんだよ! そんなに誰か殺してーのか!」
九頭龍くんの意見に賛成っぽい罪木さんに、終里さんが強く怒鳴った。
すると、罪木さんは涙目で叫ぶ。
「そうじゃなくって……だって動機がわからなければ、警戒することも出来ないじゃないですかぁ!」
「それは……そうかもしれないけど………」