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第16章 chapter2 ⑤ トワイライト・シンドローム
「うぷぷぷ……いいところに気が付いたね。そう、このゲームこそが、オマエラの次の動機になるんだぞ! オマエラが人を殺す為に必要な"動機"にね! だって、さっさとクロが現れてくれないと、ボクがツマんないんだもーん!」
「そのゲームが……動機………?」
まさしく、このゲームが動機。
今回の殺人の解決策、早く考えなきゃなぁ……。
「このゲームのテーマは、実は"ミッシングリンク"なんだ。ほら、ミステリーではお馴染みの題材でしょ? 「隠された関係」ってやつだよ」
「そ、それ……どういう意味ですかぁ?」
「気になるんだったら……ほら、やってみ!」
筐体をペシッと叩いて罪木さんを誘うモノクマ。
「ダメだよ、断んなきゃ! 罠なんだからさ!」
釣られそうになった罪木さんを真昼ちゃんが止めてくれた。
……あ、でも結果を知ってる私としては今、全員の前でクリアして「特典」も罪木さんが貰っちゃえば今回大丈夫なんじゃないかな?。……ダメかな。
「つーか、それが動機になるなら、プレイしなけりゃいいだけじゃね?」
「ガッハッハ! その通りじゃのぉ! 弩えれぇ冴えてるじゃねーか!」
「なるほどね……そういう方法もあるかもね」
2人の意見にモノクマはうんうんと頷いてみせる。
「……でもさ、本当にそれでいいの? 動機を得るって事は、つまり覚悟を固めるって事なんだよ。覚悟を決めた人間と……そうでない人間……どちらが強者でどちらが弱者かは、言うまでもないよね?」
「……ど、どういう意味よ?」
「たとえば……誰かがこっそりプレイしちゃったら、そいつはオマエラを殺しに来るだろうね。先手必勝の状況では……それってまさに致命的!」
モノクマは楽しそうに腕を高らかに上げた。
「な、なんだよそれッ!?」
「あのさ、オマエラは敵同士なんだよ? 敵にアドバンテージ持たせていいの? それをしっかりと理解した上で、それでもスルーすると言うならお好きにどうぞ」
何が敵同士だ………。
こんなもの新しく校則につけられる前にぶっ壊しちゃおうかな。
そしたら誰も動機なんて確認できないはずだしね。
「……あ、言っとくけど筐体への乱暴はいけないよ。そこら辺、監視カメラとかモニターとかと一緒だからね。一応校則にも遠回しに書いてあるけど、もしかしたら忘れてるようなお馬鹿さんもいるかもしれないからね」