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第13章 chapter2 ② 遺跡の扉
「何が"世界の破壊者"じゃあ……。モノクマもモノミも……その組織の一員と言うんかぁ?」
その2人の聞いたことに、モノクマは素知らぬ様子で言った。
「さぁ、どうだろうね? ただ1つ言える事としては……裏切り者の正体も、オマエラをこの島に連れてきたのも……その"世界の破壊者"の仕業なんだ」
そんなモノクマの言葉に、左右田くんが身を乗り出す。
「な、なんでオレらがそんな恐ろしい組織に狙われなきゃなんねーんだよ!?」
「慌てるな……学園生活の記憶云々と同じように、私達を追い詰める為のデマカセだ。"世界の破壊者"などとバカバカしいにも程がある……。そんな組織も……裏切り者もいる訳がない……!」
「モノクマよ……戯れ言は後でゆっくり聞いてやる。横たわるお前の死骸の前で葉巻を燻らせながらな」
みんなは口々にモノクマに向けてそう言った。
そうだよ……モノクマなんかの言葉に惑わされちゃダメなんだ。
私は、みんなを信じなきゃ。
「あららっ……せっかく教えてあげたのに嘘つき呼ばわりですか!?」
自分の言うことを信じようとしないみんなに、モノクマは「予想外」といった顔をしてみせた。
「ぐぬぬ……そんな態度してると、体の色んな部位をアレしてアレしちゃうぞ……!」
当然ながら、そんな脅しにもみんなは動じたりしない。
「と……とにかく、ホントなの! "世界の破壊者"こそがこの島のラスボスなの! しかも、そいつらの一員がオマエラの中に紛れ込んでるのっ! だから…オマエラはそいつらをぶっ殺さなくちゃいけないのっ!」
「ちょ、ちょっと! あんたいい加減にしないと……」
やけくそ気味に怒鳴り続けるモノクマをモノミ先生が止めようとした。
「うるさいぞ、モノミ! お兄ちゃんに逆らうクズはおしおきだ!」
「いやぁ!! 耳を引っ張らないでくだちゃーい! も、もげっ……もげるー!!」
そのやり取りを最後に、モノクマとモノミ先生はここから去っていった。
「………」
「い、今のは…何だったんだ?」
なんだかよく分からないといった表情の日向くんがみんなの方に振り返る。
「誰か……今の話を理解できるヤツはいるか……?」
続いて左右田くんがみんなを見回しながら聞いた。
「さっぱり……です」
みんなも「わからない」と困惑してるみたい。