スー繝�ー弾ガん繝ュ繝ウパⅡDa1 Dream St0rys
第13章 chapter2 ② 遺跡の扉
「おう、そうだ! それが鍵になってんじゃねえのか!? きっとそこにパスワードを入力すれば扉が開くって仕掛けだ!」
「偉そうに言っちゃって……だからどうしたっていうの?」
「あぁ? 何だとテメー!」
ヒヨコちゃんの言い方に、怒ったように九頭龍くんが振り返る。
「ヒントもないのにパスワードを入力するなんて無理に決まってるじゃん。あー、でも一般人には無理でも極道にはできちゃうとか? さすがだねー!」
からかうようにヒヨコちゃんは笑った。
パスワードかぁ。今回はちゃんと見つかるかな……。
「う、うっせぇよ……そんなん、適当に入れてりゃあ、いずれは当たるだろ…」
そう弱々しく呟いて、九頭龍くんはパネルに手を伸ばそうとする。
「待って。それは止めといた方がいいんじゃないかな」
「? どうしてだ?」
制止をかけた七海ちゃんに、何人かが訳が分からないという顔をした。
「ほら、パネルの横。あれって銃に見えない? ……っていうか銃だよね」
指の向けられた方向にあったのは、連射とかが出来そうな重火器だった。
「アレって銃なんすかー!?」
「禍々しい気を感じるぞ………」
みんなはあれが銃って気付かなかったんだなぁ。
まぁ、あんな銃なんてそうそう見ないから仕方ないか。
私だって学園にああいうのがあったからこそ分かったようなもんだしね。
「パネルの横に銃ってことは……やっぱり間違ったパスワードを入れると撃たれるってことか?」
日向くんがそう言うと、九頭龍くんが冷や汗を浮かべる。
「クッ……! 仕方ねえ、今は触らない方がいいな……」
「くすくす…ビビッてやんの」
「うるせえっ、じゃあテメーがやれよ!」
怯んだ九頭龍くんにヒヨコちゃんがまた挑発的に笑った。
『……やっぱりこの中、気になるよね。』
「一体、中に何があるんだろうな」
私の呟きを拾い、十神くんが腕を組み直しながら考える。
『外に出るための希望だといいね。』
「も、もしかしたら何もありませんでしたーってことはないよね?」
「そうだよな……中に何があるのかが問題だよな」
左右田くんのそんな言葉の後に、モノクマとモノミ先生が同時に現れた。
「えーっと……」
「えーっと……」
「……揃って黙秘か?」
出てきたわりには何も言おうとしない2体にペコちゃんがそう聞いた。
「……ボクは知らないよ」
「じゃあモノミは?」
「あ……あちしも知りまちぇん」