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第39章 Chapter6 ⑦カムクライズル


薄暗い管制室でイズルくんを見つけたのが監視者になるきっかけだった。
目撃したのが江ノ島アルターエゴをプログラム内に侵入させる瞬間だと知らなかったとはいえ、あの夜が無ければ自分は島生活に参加することなく、死ぬこともなかっただろう。
『ごめんね。でも……後悔はしてないよ。』
自分で考えて、自分に出来ることをした。
何も出来ないまま外の世界からプログラム内の惨状を見守るしかないよりずっといい。
『イズルくん。』
「なんですか」
『……みんなを助けてくれてありがとう。』
涙を拭いながら、チラッとイズルくんの顔を見上げる。
『よく覚えてるわけじゃないんだけど……。私が初めて死んだ後、プログラムに介入した時さ……みんなを蘇生させるのを手伝ってくれたの……あれ、君だよね?。本当にありがとね。』
「別に。あなたでは出来ないと判断したので補助しただけです」
イズルくんが目を伏せながら言う。
「……その接触が原因で、あなたは夢で僕との記憶を再生してしまっていたようですね」
『あぁ、あれってそれが原因だったんだ……。』
未来機関に取り除かれた、カムクライズルに関する私の記憶の数々を思い返す。
学生時代、まだ希望ヶ峰学園や世界がおかしくなる前の時期。
イズルくんは教員棟に忍び込むことでしか会えない、秘密の友達だった。
『ねぇ、イズルくん。学園にいた頃……次会えたら伝えたいことがあるって約束したよね。覚えてる?。』
「ええ」
教員棟で、イズルくんとした最後の会話。
未来機関が保護したときはそれどころじゃなくて伝えられなかった。
これを逃したら、もう機会はない。
『私……イズルくんのことが大好き。』
また少し恥ずかしくなって、イズルくんの胸元に顔を埋める。
『友達として、異性として、人として愛してる。もう叶わないけど、ずっと君と一緒に生きてたかった。』
抱き締める腕に自然と力が入る。
『君と、ずっと一緒にいたかった。』
離したくない。離れたくない。一生このままでいたい。
『好き。大好き。こんな状況じゃなかったら……付き合って、とかも言うのにな。』
「そうですか。どのみち僕は断りますがね」
『うん、わかってる……。』
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