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第39章 Chapter6 ⑦カムクライズル
『本来はランダムで全く関わりのない架空の人物が生成されるはずだったんだけど……実際には、希望ヶ峰学園での学園生活でみんなにとってそういう存在だったっぽい、本物の千秋ちゃんが元になってたみたいだね。』
「七海も……現実世界に存在してるのか?」
『うん。残念ながら、もう生きてはいないみたいだけど……でも、確かに居たみたい。』
静かに目を伏せながら、希灯が続ける。
『つまり学園生活の記憶がある君たちなら……このプログラムの仕組みを利用すれば、またウサミちゃんと千秋ちゃんに会えるはず。私は2人のことも救いたかったから……できれば、消えたままになってほしくないんだ。だから、頼んだよ。』
そう言って、俺の手をギュッと握りしめた。
「なら、希灯だって……俺達だってお前にいなくなってほしくない。同じ方法で、俺達の記憶から生成できるんじゃないのか? プログラムの一部になったんなら……可能だったりしないか……?」
『え?。無理だよ。だって君ら……私のこと全然知らないじゃん。』
希灯が可笑しそうにクスクス笑いながら返す。
今まで見てきた希灯の笑顔の中で一番自然な笑顔だった。
『ふふ、そんな悲しい顔しないでよ。これからもっと残酷なお願いをするんだから。』
片眉を下げながら、希灯はそっと俺の手を離した。
『…………。』
俺から距離を取るように半歩分、後ずさる。
『本当にさ、申し訳ないことだし……君にとって嫌なことだって重々承知してる。だから、どうしても無理だったら、断ってくれて大丈夫。』
そんな前置きをし、希灯は少し息を吸い込んだ。
『あのね、私……すっごく会いたい人がいるんだ。その人と会うには、君が……日向くんが、必要で……。』
言いづらそうに希灯が目を逸らす。
緊張からか呼吸は浅くなり、赤くなった顔にはうっすらと汗と涙が浮いていた。
『君のアバターを一時的に……借りて、この場所に保管してある記憶を埋め込むっていう、必要があって……。強制シャットダウンが完了するまでの、ほんの少しの間だけ……。』
「……」