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第38章 Chapter6 ⑥江ノ島アルターエゴ

〈ま、まさか……カムクラ? ちょっとどうなってんの!? こ、これって……マジもんのバグとか!?〉
『(いいや、あれはイズルくんとは似ても似つかない……)。』
動揺する江ノ島の発言に、希灯は無意識に首を横に振る。
〈俺は……カムクライズルじゃない。俺は日向創だッ! みんな……強制シャットダウンをしよう……!〉
〈えっ? だ、だけど……〉
〈わかってるのか? 強制シャットダウンをしたら俺達は……〉
突然意思を固めた日向くんの変わり様に、みんなも戸惑っている。
いや、よく見ると千秋ちゃんだけはかなり安堵した表情で日向くんを見てる……?
〈たった1つの選択肢が何だ……そんなもんで終わったりするもんか。希灯が繋いでくれた未来には、もっと大きな可能性があるはずなんだ。まずは胸を張って外に出て、そこから俺達で創っていけばいいんだよ。……俺達の思い通りの未来をさ!〉
日向くんの勢いに乗り、他のみんなも少しずつ前向きな思考になっていく。
あれよあれよと全員が強制シャットダウンを押す流れになった。
〈ア、アンタらまで……どうして……どうして自分から絶望に飛び込むような真似ができんのよぉ!!〉
〈信じてるからだ……俺達は自分自身の未来を信じてるんだ。そこがお前とは決定的に違う……新しいことも困難なことも、やればできるって信じてるんだ。未来だって創れるはずだってしんじてるんだよ!〉
〈そ、そんな……希望なんかじゃないじゃん……絶望ですらない……な、なんなのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!?〉
画面の中の江ノ島の絶叫とともに、巨大な江ノ島が腕をぐわっと振り上げる。
『……!。』
生徒には危害を加えられないはず。
それを分かっていても、十分危険を感じられる動きだった。
その瞬間、どこからかモノミのマスコットが江ノ島の目の前に躍り出てきた。
『あ……あれって日向くんの……。』
こないだ日向くんにあげたはずの、私の手作りのマスコットだ。
ポケットにでも入れていたのか、少し潰れて縦に伸びている。
それが空中で回転し、あっという間に等身大のウサミへと変化した。
〈なんだ!? 急にウサミが……!〉
〈てか、生きてたのかよ!?〉
マジカルステッキを手にモノミは翼を広げ、虹色の光を操り江ノ島を拘束し、そのまま爆散させた。
弾け飛んだ江ノ島から、色とりどりのハートが宙を舞う。
