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第38章 Chapter6 ⑥江ノ島アルターエゴ
「だから、日向クンじゃなくって「才能のみに特化した別人」なんだって! 才能の獲得にジャマな感覚や感情や思考や思想や趣味は全て取り除かれ……それまでの過去の記憶の一切も、記憶の奥底に眠らされてしまっている……」
ポジティブに捉えようとした終里の言葉を江ノ島がバッサリと切る。
「感情やら思考やら趣味やら……き、記憶までねーってのか……?」
「そ、そんなの完全に別人じゃないですか……」
「だから驚きなんだよね……いくらアバターとはいえ、ここに日向クンが存在してる事がさ。新世界プログラムが脳の奥底から記憶をほじくり返して感情や思考を以前のデータから再構築したっぽいけど……そんな離れ業をやってのける新世界プログラムには、畏敬の念を抱かずにはいられません」
頷きつつ感心を示していた江ノ島は、ふと日向の顔を覗き込むようにして見た。
「でも……日向クンにとっては、むしろ消されたままの方が幸せだったかもね」
茫然自失の日向に、同情とも嘲笑とも取れる口調で江ノ島は笑う。
「だ、だったら……強制シャットダウンして元の状態に戻ったら、日向は……」
「消・え・る」
消える。江ノ島盾子の言葉に、日向はハッとした様子で呟く。
「き、消える……?」
声は掠れきっていた。
喉が凝り固まっているかのようだ。呼吸も発声も、覚束ない。
周囲のどよめきが遠い。視界が段々と狭くなっていく。
「そこには希望ヶ峰学園が作ったまったく別の人格であるカムクライズルがいるだけ。それは日向創という人間ではない」
「(俺が……消える…………?)」
消える……。
消える……消える……。
消える消える消える………。
消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える消える