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第38章 Chapter6 ⑥江ノ島アルターエゴ
新しいフリップボードを出しながら、江ノ島が説明をした。
「さぁて!「未来機関の希望」が勝つのかな?それとも「アタシの絶望」が勝つのかな? よっしゃー!盛り上がってきやがったぜー!」
「江ノ島……お前がなんと言おうと、ボクはみんなを信じることに決めたんだ! たしかに以前の彼らは道を誤ったかもしれない……でも、それは過去の話だ。ボクが信じるのは彼らの過去じゃない! ボクは彼らの未来を信じるだ!」
苗木は強い意思で以て、江ノ島にそう宣言する。
「ぴぎゅううう……っ! そ、そういう主人公っぽいセリフを待ってたのよね! それを絶望に叩き落とす瞬間が快感なのよねっ!」
「お前に何をされようと……ボクは絶対に絶望なんかしないぞ!」
「…………。あ、違う違う……アンタを絶対させるのはアタシじゃなくって……この後に登場する"黒幕"さんなんでーす!」
一瞬の沈黙の後、江ノ島は目をきゅるつかせながら言う。
「……く、黒幕!?」
「黒幕って……まだ誰か来んのか……?」
突然の黒幕発言に、その場の全員が戸惑いを見せる。
「それでは……張り切って登場して頂きましょう! カムクライズルさんでーす!」
「カムクラ……イズル……!」
動揺する皆を余所に、高らかな声で黒幕の名前を言い放つ江ノ島に、苗木が表情を固くする。
「……?」
そんな苗木の視線は、まっすぐと日向に向けられていた。
「ねぇ、カムクライズルって……希望ヶ峰学園の創立者の名前じゃなかったっけ?」
その場に誰も新しく登場しないのを尻目に、小泉が皆にそんなことを言う。
「ええ。ですが、わたくしの知っている情報では、カムクライズルという方は……」
「確か、あらゆる才能を身につけた天才中の天才で、"超高校級の希望"って呼ばれてる……だったよな?」
ポツポツと、学園探索で得た情報を擦り合わせていく。
「ん? その創立者と"超高校級の希望"ってヤツは同姓同名なのか?」
「そんな偶然が有り得んのか?」
「さっきの反応からして……未来機関は何か知ってそうだな」
自然と、苗木に視線が集まっていく。
「……カムクライズルは、ボクらが保護した生き残りの内の1人だ」
浅く深呼吸をして、苗木は言葉を継ぐ。
その視線は日向に固定されていた。