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第38章  Chapter6 ⑥江ノ島アルターエゴ


「でもさー、未来機関のみなさんって"超高校級の絶望"を抹殺したがってたんだよねー? もしかしてそのサポートって……苦しまずに殺してあげるとかそういう意味だったりして?」
江ノ島がニヤニヤと笑いながら、苗木の励ましに水を差す。
「そんなわけない……抹殺なんて、絶対にさせない。安心して……"外の世界"のみんなは洗脳されているだけなんだ。だから……すぐに今みたいな状態に戻れるはずだよ」
「で、でもよ……洗脳が解けたとしても今の記憶は完全に消えちまうんだよな?」
「この島に来てからのこと全部を忘れちまうってことか? そんなの俺は嫌だぞ!」
「嫌でもそれが現実……ここで起きた全てのことは、誰の記憶にも残らずに意味なく消えていく……」
拒絶する一同に江ノ島が続ける。
「ちなみに、元に戻らないのは記憶だけじゃないよ? 狛枝クンみたいに部位欠損してた場合も元には戻ら……」
「ちょっと待って」
言い掛けていた江ノ島の言葉を、狛枝が遮る。
「プログラム上にある全てが消えるって言ってたけど……それじゃあ、希灯さんは……」
「お察しの通り。プログラムの一部と化した希灯さんは、強制シャットダウンが完了すると同時に消えてなくなりまーすっ! 現実世界で、空っぽな肉体が残るだけでーす!」
「島で皆と過ごした記憶だけじゃなく、希灯まで……。それって七海もか……?」
「当たり前じゃない。希灯さんは人間だから肉体は残るけど……そこのNPCは存在自体が完全に消えてなくなるわ」
「……! 嫌です……希灯さんも七海さんも失うなんて……!」
ソニアが涙を溢しながら首を横に振る。
「な、七海……」
日向は血の気が引いていく気配を感じつつ、七海を見つめた。
嫌だ。受け入れたくない。目眩がする。
変な汗が背に滲んだ。
希灯誉稀も七海千秋も、強制シャットダウンをすれば自分達の記憶から一生忘れられたままだ。
今まで過ごしてきた全てを失ってしまう。
「じゃ、一応現状のお浚いをしとこっかー! えー、強制シャットダウンをすると、みんなは"超高校級の絶望"と呼ばれてた頃に逆戻り……そして、死んだ希灯さんが生き返ることもありませんが、アタシという絶望的な存在は消滅させられるので、外の世界の希望は保たれまーす!」
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