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第38章 Chapter6 ⑥江ノ島アルターエゴ
舐めるような視線で江ノ島が日向達を見回しながら言う。
「ずっと目指してたゴールが間違いだったなんて、そんなの絶望的ィィィッ!」
「や、やめてくれぇえええええッ!!」
間違いだったのか。
生きて帰りたい。外に出たいと思っていたこと自体が間違いだったのか?
今まで起きたというコロシアイや、犠牲を払ってそれを無効にした希灯の行いは一体何になるんだ?
"超高校級の絶望"同士が勝手に殺し合って、希灯が命を無駄にしてしまった、無意味な数十日だっていうのか?
「(そんなの……そんなのって……!)」
立ち眩みのような感覚がした。
日向は歯を食い縛り、拳を握る。しかし思うように体に力が入らなかった。
江ノ島盾子を封じ込めるには、自分達もプログラム内に留まらなければいけない。
一生ここから出られない。
死ぬまで、永遠に。
「……諦めちゃダメだ!」
誰もが気落ちして静まり返る場に、苗木の声が響く。
「みんながここから出られて、江ノ島だけを出さずに済む方法があるんだ」
苗木の言葉に一同が顔を上げる。
「いやいや、そんな都合のいい方法が……えっ?マジであるの? そんなの初耳なんだけど!?」
江ノ島は驚きと焦燥を感じさせる口調で苗木を見る。
「……それって、"強制シャットダウン"のことか?」
ただ一人、日向がそう訊いた。
モノクマに介入されない場所で聞かされた、江ノ島を打ち負かす奥の手。
思考に一筋の光が差したような心地で苗木を見つめる。
「強制シャットダウンって、何のこと……?」
「ボクが"新世界プログラム"に仕掛けておいた、一種の裏技みたいなものだよ……」
問いかけに、苗木が答える。
「そもそも、ボクは新世界プログラムが完璧だと思っていたわけじゃないんだ。もしかしたら、教師役のウサミの"希望"が逆にキミ達を追い詰めるかもしれない……そんな万が一の時のために、ボクはこの強制シャットダウンを用意しておいたんだ」
「たしか、教師役も止められない命令って言ってたよな!」
苗木の言葉を聞いた日向がそう言うと、周りがワッと声をザワつかせる。
「教師役ってことは……」
「その権限を乗っ取った江ノ島にも止められない、ということか!」
流れが変わった、と一同は少し表情を明るくする。