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第38章  Chapter6 ⑥江ノ島アルターエゴ


うっとりと両頬に手を添えながら、夢中で語っていく。
「何千もの人間がドミノみたいにバタバタ倒れて……あひぃ、あの光景は脳ミソが溶けるほど美しかったわ……」
日向がそんな江ノ島を血の気が引くような感覚に陥りながら見ていると、ふと目が合った。
「あ、日向クンは予備学科の生き残りだったっけ。じゃあ、お悔やみ申し上げとかないとねー」
「今の……予備学科の集団自殺の話か」
学園の探索中にモノクマから聞かされた、"希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件"で蜂起した予備学科の学生達の末路。
日向の発言に、一緒に行動していた狛枝と七海以外が戸惑うような反応を示した。
「集団自殺って何だよ……ってか、予備学科って?」
「予備学科の生徒2357人が集団自殺した事件のことだよ。きっと、それをやらせたのも江ノ島で……予備学科ってはだな、その…………」
そこまで言い、日向は口ごもる。
「……予備学科っていうのはね、キミたち超高校級の集まる"本科"とは違って、普通の一般入試と多額のお金を払って入学する学科のこと。で、日向クンはそこの生徒なんだ」
先を言えなかった日向の代わりに、狛枝がスラスラと答える。
「日向おにぃが本科生じゃなくて予備学科ってことは、つまり……」
「超高校級と呼ばれるような才能を何も持っていない、正真正銘、ただの平凡な高校生ってことだねー」
江ノ島が髪の毛の先を指でくるくるしながら返す。
「えっ……それだけ?」
拍子抜けした声が上がる。
「なぁんだ。もっとヤバイ情報が来るかもって唯吹ビビっちゃっすよ、もー」
「ふん、その程度の話とはな」
「まったく、驚かせやがって……」
安堵したような言葉の数々に、日向は複雑そうな顔で俯く。
「俺にとっては……その程度で済まないんだよな……」
いまだに心の整理がついていない。
自分には才能があって、それで憧れの希望ヶ峰学園に入れたんだと思っていた。何の才能か忘れているだけだと思っていたのに。
「…………日向くん、元気出して。才能があるとかないとか関係ないよ」
「えぇ。どんな所属だろうと、日向さんは間違いなくわたくし達の仲間です!」
「そうだな。今は……目の前の共通の敵に集中するべきだ」
十神の言葉に、一同の視線が江ノ島に集まる。
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