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第38章 Chapter6 ⑥江ノ島アルターエゴ
「参った参った……ルールの追加の権限はあったんだけど、ルール削除の権限がなくてさー。ま、そこを改ざんしても良かったんだけど、さすがのアタシも上書きの方で手一杯だったのよねー」
溜め息を吐きながら江ノ島が気だるげに言う。
「自分で直接手を下せないから、俺様達にコロシアイをさせていたというのか……何とも姑息なやり口だな」
「途中まではサクサク死んでって順調に乗っ取れる体が増えていってたみたいなんだけどねぇ……希灯さんが余計なことしたせいですっかり減っちゃった」
やれやれ、と肩を竦める様子に、九頭龍が怒鳴る。
「何が余計だッ! 俺達や希灯の命を何だと思ってやがる!」
「雑魚」
「うぐっ……! ゆ、許さねーぞ……! ぜってーに……許さねーからな……ッ!」
何の感情もなく即答された言葉に、怒りで声を震わせながら九頭龍は拳を握りしめた。
「貴様がやたらと俺達に卒業を選ばせようとしていたのは、現実世界の希灯の体を乗っ取るためだった……それが苗木の言う"罠"だったんだな」
「ど、どうしてそんな酷いことができるのですか……?」
十神の言葉に次いで、ソニアがおずおずと問いかける。
「それが江ノ島盾子なんだ……それが"真の超高校級の絶望"なんだよ。そいつはどんな"未来"も望んでいない……関わった全ての人間を絶望させてしまうんだ!」
「さすがは苗木クン……。アタシのことをよーく理解してくれてるんだねー。」
「そう、アタシにとっての絶望ってのは、目的でも主義でも生き様でも本能でもなくて……アタシが江ノ島盾子であるための"定義付け"なの! 要は"そういう設定"ってことよ! だからアタシはこうして、絶望だけを純粋に追求できるの!」
「た、ただ純粋に人を絶望させることだけが……お前の目的だって言うのか?」
信じられない。日向は目の前にいる存在を心底理解できなかった。
「たとえばね……飽きっぽいアタシが今でも思い出す、とっても美しい光景を教えてあげよっか……。アタシを狂気的に愛してる何千ものゴミクズ集団が、殺虫剤を浴びた虫ケラみたいに死んでいく姿……しかも、連中はそれを自分でやったんだよ!?」