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第38章 Chapter6 ⑥江ノ島アルターエゴ
「希灯誉稀にアルターエゴを埋め込んだ後は、未来機関の施設をちゃっちゃと制圧して……そんでゆくゆくは、世界中をアタシだらけにしちゃったりしてね! こうして……絶望したい放題の絶望ユートピア! 名付けて"江ノ島ランド"が完成するのよ! これぞ"人類総江ノ島化計画"の全貌です! むっはー、夢が広がりまくりすてぃーな!」
「そ、その無茶苦茶な計画がオメーの目的なのか……?」
「そもそも、たった1人で制圧なぞ可能なんかぁ?」
荒唐無稽な計画を聞き、一同はただ唖然とする。
「本当はアンタらの死体を使う予定だったんだけどね~。死んで消えたはずの皆のアバターが希灯さんのせいで何故か復活しちゃってさぁ……おかげで戦力は希灯1人ってわけ」
「だったら……どうして俺達全員を殺さなかったんだ? 俺達を殺していれば……全員の体を乗っ取れたはずだ。その方が好都合だったんじゃないのか……?」
「寧ろそうしてほしかった? それって今からでも遅くない?」
日向の問いかけに、江ノ島が真顔で聞き返す。
江ノ島の言葉に何人か怯えを示したものの、すぐに苗木が否定する。
「いや、江ノ島にはそれができない理由があったんだ。だから、みんなにコロシアイをさせたんだよ」
苗木の言葉に、日向は電子生徒手帳に記載されていた情報を思い出す。
「……修学旅行のルールがあったからか」
"教師は生徒に干渉しない"――たしかそんな記述があったはずだ、と日向は記憶を頼りに答えた。
「だから、その立場を乗っ取った江ノ島もそのルールに従わざるを得なかったんだな?」
「こんなバケモンみてーなヤツが、修学旅行のルールなんかに縛られてたのかよ!?」
プログラムを侵食し、モノクマとして島生活を大いに脅かした存在がなぜ、と左右田が驚きの声を上げる。
「江ノ島は教師役の監視者であるウサミの権限を乗っ取っていた……だけど、そのウサミにも「守るべきルール」はあった。それが修学旅行のルールだったんだ」
「わたくし達は……あのルールに守られていたのですね」
ルールが無ければプログラムに侵入された時点で詰んでいた。
そんな事実にゾッとしながら、日向は江ノ島を注視する。