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第38章  Chapter6 ⑥江ノ島アルターエゴ


「(帰れる……。これで帰れる……。そうだよな……これで俺達は帰れるんだよな。これで終わるんだよな……。全員生き残ってて、希灯も助かるんだし……これが最良の結末なはずだ)」
そう自身に言い聞かせるように反芻し、日向がタッチパネルに手を伸ばす。
「(だったら……これでハッピーエンドって事でいいんだよな?)」
視界が狭まる。
震える指先が、「卒業」に触れる。その一瞬前。
「押しちゃダメだ! それは……江ノ島盾子の罠なんだ!」
そんな声に弾かれるように、日向の手がタッチパネルから引き離される。
どこかで聞いたことのある声だった。
日向が声のした方を見ると、そこには見覚えのない小柄な男が立っていた。
同い年くらいだろうか。学生服に身を包んだ男が、切羽詰まったような顔をして日向を見ている。
「だ、誰だ……?」
知らない男の登場に、周囲がどよめく。
「ボクは苗木誠……未来機関の苗木誠だ!」
日向は思い出した。希望ヶ峰学園の探索中にアルターエゴを介して会った男がいた。
あの時の声の主が、いま目の前にいる。
「(こいつが、苗木誠……!)」
コロシアイ学園生活の生き残りであり、未来機関員の――希灯誉稀の仲間。
「遅くなってゴメン。本当はもっと早く助けに来てあげたかったんだけど……"新世界プログラム"に侵入した"ウイルス"のせいでなかなかここに介入することができなかったんだ」
「それが、雑魚共のピンチというタイミングで何故か急に介入できるようになって……こうして主人公が颯爽と現れましたとさ! きゃはー、カッコイイー! ヨダレがブリュブリュ出ちゃうー!」
苗木の姿を見て、江ノ島が嬉しそうにはしゃぐ。
「このタイミングも……お前が仕組んだものなのか? いや……だとしても構うもんか! ボクは絶対にみんなを助けてみせる! そして、お前との因縁にも決着をつけるぞ!」
「あああああ……ヨダレ出ちゃうううううっ! ブリュブリュ止まらないよおおおおおっあはぁぁぁっ!」
まっすぐに指差して宣言した苗木に、江ノ島はさらに興奮した様子で奇声を上げた。
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