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第37章 Chapter6 ⑤卒業試験
推論の段階で、疑いが確信に変わっていく。
希灯は焦った様子で後退りした。
「答えろ……お前は誰なんだ!?」
勢いよく指差し、日向が希灯を窮追する。
『誰って、希灯誉稀だって言ってるじゃん!。予備学科は黙っててよ!』
「……ッ! ア、アイツはそんなこと言わない……!」
希灯の返しにショックを受けながらも日向は否定する。
数日前、予備学科であることを打ち明け相談したときの希灯と目の前の希灯が同一人物だなんて思いたくもない。
「予備……なんだって?」
「な、なんでもないんだ。気にしないでくれ」
「…………」
罵倒のように使われた単語について九頭龍に言及され、日向が咄嗟に誤魔化す。
狛枝は少し呆れたような冷めた目付きでそれを見やるも、追求はしなかった。
『ねぇ、私ほんとに希灯誉稀だよ……?。誰も信じてくれないの?。』
同情を誘うような悲しげな声で希灯が円卓を見回す。
全員、もう疑いの目でしか希灯を見ていなかった。
『……あーあ、もう誤魔化せないか。うぷぷぷ、残念だよ。まさか論破じゃなく感情論で押し通されるなんてね……。』
そう言い残し、希灯の姿はその場から瞬きの間に消え去った。
「き、消えちまった……!」
「本当にデータの世界なんだな……何でもありかよ」
「最後の喋り方とか笑い方とか、なんかモノクマちゃんとそっくりだったっすね?」
「では今の希灯はモノクマが喋らせていたということか……?」
居なくなった希灯に一同は動揺しつつも、顔を見合わせながら確認するように言葉を交わす。
「あわわ……自作自演がバレちゃった!こ、こいつは自殺モンの恥ずかしさですぞ!」
モノクマが焦ったような口調でネタばらしをする。
「アンタの仕業だったんでちゅね! 悪趣味でちゅ、許せないでちゅ……!」
「で、でもよかったですぅ……さっきのは本物の希灯さんじゃなかったんですねぇ」
消え失せた偽者が立っていた場所を見ながら、罪木が辿々しく安堵する。