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第37章 Chapter6 ⑤卒業試験


困惑する周囲に七海が口を開く。
「…………卒業、しちゃダメだよ。でも留年もダメ」
物悲しげな、重々しい声音でそう告げた。
「君は誉稀ちゃんじゃ……ないんだよね?」
そして覗き込むような視線で、対角線上に立つ希灯をまっすぐに見つめる。
『な、何言ってんの?。私は私だよ。未来機関所属新世界プログラム監視者の希灯誉稀だよ。どうしたの?。バグっちゃった?。』
「……違う。誉稀ちゃんじゃない。何がどう違うのかは言えないけど……君は誉稀ちゃんじゃない」
溜め息混じりに七海は首を横に振った。
『何でそんなこと言うの?。証言もできないなら適当なこと言わないでよ。NPCのくせに1人前なことほざかないでくれる?。』
「で、でもたしかに千秋ちゃんの言う通り、なんか今の誉稀ちゃん、雰囲気が違うというか……別人みたいだよね」
「えー、本性表しただけじゃない?いかにも性悪そうじゃん」
「あ奴がこれだけ攻撃的だったことなんてあったか? まるで何かが取り憑いているかのようだ……」
『うるさいね。オマエラに私の何が分かるっていうの?。たった数十日一緒にいただけでどうしてそう言い切れるわけ?。優しくて良い子じゃないと希灯誉稀じゃないって言ってるようなもんだよ?。』
違和感に真偽を疑い始めた面々を希灯が怨めしげに睨みながらそう言う。
「でも、明らかに違うよね……キミからは希望を感じない。それに言動が今までボクが見てきた彼女のスタンスからも大きくズレている……」
希灯とのこれまでの交流を思い返しながら狛枝が言葉を続けた。
「ねぇ、ここがゲームの世界ならさ、希灯さんの姿だけを借りるか複製したりして、誰かが成り済ます……みたいなのも出来たりしない?」
「あっ、そうか。たしかにゲームならMODみてーにガワだけ取っ替えて希灯のふりして喋ることもできるはずだよな」
「ってことは……あの誉稀ちゃんは……」
「噴ッ!偽者めが……もう騙されんぞぉ!!」
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