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第37章 Chapter6 ⑤卒業試験
「まず、希灯さんがいつ死んだかだけど、なぜかボクの記憶にないんだよねぇ。そこで、色々と原因を探ってたら変なデータを見つけたんだよ」
そんな言葉とともに、モノクマがホログラムを出現させた。
四角い緑色のスクリーンが空中に浮かんでいる。
「何だそれは」
「データだよ。これがボクの見つけたデータだよ十神くん」
「で、そのデータがどうしたってんだ?」
九頭龍がホログラムを指差しながら訊く。
「これはですね、希灯さんのこの島で死んだときの記憶……らしいです!」
そう言いながらモノクマはスクリーンに動画を流した。
コテージのベッドに座り、手に裁ち鋏を持つ手が映る。服装からして、希灯の視点だと窺える。
スカートにボロボロと涙を溢しながら、その両手で裁ち鋏の刃を自身に向けて持ち、少しのあいだ躊躇うように静止する。
緊張の混じる荒い呼吸と震える手。それから、覚悟を決めたように勢いよくその刃を胸に突き立てた。
「ひぃ……っ」
近くで小さく誰かの悲鳴が上がる。
罪木や花村、ソニアが見ていられないとばかりに目を覆っていた。
心臓の辺りに裁ち鋏が深々と刺さり、そこから出た血が服に滲んで広がり続けている。
「ぎゃああああ!!! 何してんっすか!?」
「じ、自殺……?」
「偽物だよね? モノクマの作った……嘘の映像だよね!?」
いきなり異様な映像を見せられ、場内は阿鼻叫喚に包まれた。
映像には苦痛に呻く声と、床に倒れ込んだような視点が少しずつ暗くなっていく。
目の前の映像を本物だとは思いたくない。
血の気が引いていく感覚を覚えながら、それでも日向は視線を逸らせずにいた。
ふと、映像内で狭くなっていく視界の端で何かが発光した。
「……え?」
胸に刺さったまま希灯の裁ち鋏が光を帯び、七色に瞬いている。次の瞬間に光は膨張して希灯の視界を覆い、ホワイトアウトした。
「な……何だ、今の」
「ハサミが光った……?」
そこで終わった映像に、一同は呆然とする。
仲間の死……それよりも存在感を放つ、不可思議な現象。