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第34章 chapter6 ②社会科見学


「遺跡の中ではないんだよなぁ。他の皆は遺跡の外と中の間に居るんだけど、キミの場合はほんとに「どこ」とは言い表し難いんだよ。簡単に言うと島とは別枠……まぁ、わざわざここの正確な位置をキミに教えたところでって感じだし気にしなくていいんじゃない?」
モノクマは訥々と妙な説明をする。そんな話聞いて気にしないなんて無理だけど、今は他のみんなのことの方が知りたい。
『島と別?。他のみんなは一緒に居るの?。』
「いるよ。今頃、懐かしい風景に胸を打たれてるところじゃないかな」
『遺跡の外と中の間って何?。懐かしいって?。私もみんなの所に連れてってくれる?。ていうかそもそも、そんなよく分からないとこ居て大丈夫なの?。』
立て続けに訊くと、モノクマは肩を竦めながらこちらを宥めるように言う。
「聞きたいことはいっぱいあるだろうけど、ボクも忙しいんだよ。キミが気になってる場所にいるカレらの世話をしにいかなきゃならないんだからね」
そういうとモノクマはどこへともなく歩き始めた。
『待ってよ!。私も連れていって……!。』
「悪いけど、それはボクには無理だよ。ボクにどうにか出来てたらキミも今頃ほかのヤツラと一緒にいたはずなんだもの」
『じゃあ、せめて出口がないか教えて。みんなと合流したいの。』
「合流……かぁ。まあ、歩いていけばどこかには行き着くんじゃない? それじゃあね~」
そう言うと、瞬きの間にモノクマは視界から消え失せてしまった。
周りを見渡してもあるのは一面の白ばかり。本当にみんなの所に行ってしまったんだろう。
『はぁ……何とかなるといいけど。』
ひとまずモノクマの言うことを頼りに、この白い空間を真っ直ぐ歩いていくことにした。




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