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第33章 chapter6 ①遺跡の中へ


会話が廊下まで聴こえていたみたい。モノミちゃんなら扉越しでもはっきりと聴こえたはずだけど、被験者に正体を知られた可能性に耳を疑って必死に否定しようとしている。
『ごめんね先生。狛枝くんにはもうバレちゃったんだ。』
きっかけはモノクマの渡した資料のせいだけど、前から怪しまれてたしどのみち隠しきれはしなかっただろう。
『それよりさ、これからみんなで遺跡の中に入るつもりなんだ。先生も行く?。』
「ええっ! 遺跡に入れるんでちゅか……もちろんあちしも付いて行きまちゅけど、どうやって入るんでちゅか?」
遺跡への同行を誘ったら快く了承してくれたけど、遺跡に入るといきなり聞かされて少し戸惑っている。
『パスワードが分かったんだ。先生は中がどんな感じか知ってる?。』
「……あんまり詳しくは知りまちぇん。希望のカケラを全員が満たしたら遺跡の内部に誘導しプログラムの最終審査を行う、という指示に基づいた情報しかあちしには与えられてないんでちゅ」
申し訳なさそうにモノミちゃんの耳が垂れる。
『うーん。カケラを集めずにパスワードを使って緊急で入るとなると、どうなるのか先が読みにくいね。まぁ、他に行くところもないし取り敢えず入ってみよう。』
話もそこそこにして事務室からハサミを持ち出し、モノミちゃんに手伝ってもらって狛枝くんの拘束を解いた後、2人と1体揃って遺跡へと向かった。




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