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第31章 chapter5 ④おさらい
他のみんなは馴染みのない単語をよく聞き取れなかったようで数人ほど首を傾げている。
「はぁ……ボクの計画はもう終わったんだ。今さら何しようとしてたのかなんてどうでもいいことだろ。それにキミなんかに言ったって……どうせ理解できないよ」
冷めた目で日向くんにそう言い、不機嫌そうに項垂れた。
「なんじゃあ狛枝……お前さん最近様子がおかしいぞ?」
「気味悪いのは変わってねーけど、他人のことバカにしたような発言が増えてる気がすんな」
弐大くんと終里さんが羽交い締めにしつつも狛枝くんを気にして顔を覗きこむ。
「…………」
狛枝くんはというと、黙り込んだままみんなを見据えていた。
何か言いたそうに見えるし何も言いたくなさそうにも見える。
異様な雰囲気に、誰も何も追及しない。そもそも何を聞くべきなのかすら分からないだろう。
「……あー、とりあえず今回の爆弾騒ぎはこれで終わったんだろ? こんな奴さっさとどっかに閉じ込めてお開きにしようぜ」
微妙な空気に堪えかねたらしい左右田くんが提案すると、それに賛成の人が多かったようで狛枝くんはまた旧館に監禁されることになった。
ゾロゾロと全員でホテルに戻る。
お開きとは言ったものの、どこかに遊びに行くような人はいない。みんな疲れていた。
狛枝くんをロケットパンチマーケットから調達した縄で縛って旧館のホールに入れられるのを見届けると、すぐに各々のコテージに帰っていく。
私も同じく自分のコテージに入った。
狛枝くんの最低限の世話はモノミちゃんがやってくれるみたい。縛ってる最中に駆け付けたモノミちゃんは狛枝くんをまた旧館に閉じ込めることに反対していたけど、みんなの主張を聞いて渋々受け入れていた。
『…………。』
自分のベッドに大の字に寝転がり、天井を仰ぐ。
以前の最後の日が今日だ。5回目のコロシアイと5回目の裁判を回避できた。
これでよかった。私は頑張った。
でも……明日からはどうなるんだろう?。
以前モノクマが提示した残りの人数も、中央の島にあるオブジェの意味不明なカウントダウンも結局ワケが分からないままだ。それに遺跡の中も……。
以前の狛枝くんは遺跡の中には見慣れた景色があっただけと言っていた。それが本当なのかは分からないし、いずれは確かめる必要があるだろう。
明日にでも聞いてみようかな?。