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第30章 chapter5 ③爆弾探し


他には毒薬とかも持ち出したんだっけ……今回も事前に止められたらいいな。
爆弾の破片を元の場所に戻してから私もレストランに入った。
すると同じタイミングで、外付けの階段の方から外に出ていた人達がやって来る。
狛枝くんを探しに行っていた筈のペコちゃんも戻っていた。
『辺古山さん、狛枝くんは居た?。』
「すまない、見つけられなかった……」
悔しげに歯を食い縛りながら椅子に座る。
「気にすんなよ。今は狛枝より爆弾に集中するべきだろ」
「……そうだな」
ペコちゃんの蓮向かいに座る九頭龍くんが励ましにも近い言葉を掛けると、ペコちゃんはどことなく申し訳なさそうな顔で返した。
レストランに来ていないのは気を失って寝ている日向くんと左右田くん。あと何処にいるのか分からない狛枝くんの3人だった。
「こんな緊急事態にわざわざ集まってもらって悪いな。だがこんな時だからこそ冷静に考えて動く必要がある。誰が何処を探すか、どの時間に行動するのか……まずはそれを決めるぞ」
レストランに集まったみんなが席に座ったのを確認すると、十神くんが話を始めた。
「お前達も聞いているだろうが、狛枝が大量の爆弾をこのジャバウォック島に仕掛けたらしい。威力は相当なもので、下のロビーに仕掛けていたものとは比べ物にならない威力を想定しているそうだ。爆弾の捜索範囲は島全域になる。小さな島と言えど、十数人では心許ない」
「狛枝を見つけて、爆弾の場所を吐くまで殴った方が手っ取り早いんじゃねーか?」
終里さんがフルーツを薄皮ごと食べながら言う。
「拷問ならアタシに任せてよー。すり潰したアリたんを瞼の裏に入れたり、辛子を鼻腔に塗りたくったり、耳の穴に小さいゴキブリ入れて塞いだり、歯に糸を括りつけて1本1本抜いたりしてさー」
指折り数えながらヒヨコちゃんが提案する。何故かメニューが全て頭部に集中しているけど、特に気にしないでおこう。
「狛枝を捕まえることも重要だが、拷問しても場所を教えてくれなさそうな性格だ。偶然にでも見つけたら捕まえておくとして、爆弾の発見と爆発の阻止を最優先に動け」
『十神くん、ネズミー城で見たもののこともお願い。』
話して、と十神くんを頼る。
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