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第30章 chapter5 ③爆弾探し


十神くんに提案してみる。賛同をもらえたら私の代わりに意見を言ってもらうつもりだ。
十神くんならリーダーシップ取れるから、私が言うよりも遥かに効率良くみんなを纏められるだろう。
「そうだな。一晩元気に走り回れたとしても次の日に消耗しているようでは意味がない。奴らも懐中電灯の用意が出来たら一旦ホテルに戻ると言っていたようだし、集まったら全員で役割を決めるぞ」
『うん、分かった。幸いレストランは爆発の被害は来てないみたいだし、レストランで話し合おうか。』
それから十神くんはコテージ周辺で外に出たみんなの帰りを待つことにして、私はホテルのロビーに居る3人に声を掛けに行くことにした。
『3人ともお疲れ様。』
中に入ると、花村くんと唯吹ちゃんとソニアさんが床に散乱した障害物を隅に寄せる作業をしていた。
みんなススまみれで、エプロンや制服やドレスに黒い汚れが付いてしまっている。
「あっ、希灯さん! 爆弾は見つかりましたか?」
『まだみたい。この島全域を探すことになるから、時間が掛かりそう。』
「見つからなかったら、僕たち本当に死んじゃうのかな……?」
花村くんがエプロンの裾を握り締めてテルテル震えている。
「大丈夫っすよ、輝々ちゃん! 唯吹たち16人も居るんっすから1日2日あれば訳ないはずっす!」
唯吹ちゃんが花村くんの背中をバシバシ叩きながら励ます。
そう言う唯吹ちゃんもいつもの元気そうな様子と違い、少しだけ真剣な顔付きになっている。
やっぱり唯吹ちゃんも多少は不安なんだろう。
『取り敢えずこれからどうするかを話し合うことになったから、このまま上のレストランで待機してもらっててもいいかな。』
「わかりました。確かに、慌てて闇雲に探し回るよりも、落ち着いて作戦を立ててから行動に移した方が良いでしょうね」
ソニアさんはスカートの裾に付いたススを払うと、レストランへの階段を上って行った。
2人もそれに続いて上の階に消えていく。
『さてと……。』
爆弾の置かれていたらしき場所を確かめる。
少し大きめの破片が落ちているのを見つけ、拾い上げた。
『これは……ドッキリハウスの……。』
私が脱出のときに使った物と質感が似ている。
あまりはっきりとは覚えていないけれど、確かモノクマは私の前には既に狛枝くんが入ったと言っていたし、その時に持ち出したんだろうな。
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