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第28章 chapter5 ①最後の島


「黙れ! 貴様ごときが破壊神暗黒四天王を愚弄するか!」
狛枝くんの煽りに1人激昂する田中くん。
他のみんなはただただ戸惑うばかりだった。
「それで、今まで何処に行っていたんだ?」
質問に答えなかった狛枝に、十神が日向の代わりに再度訊ねる。
「…………ちょっと人を探していたんだよ」
「人を……探してた………?」
「もう来てるんじゃないかと思ったんだけど……ボクの見当違いだったのかな? それとも……こっそりどこかに隠れて、ボクらをじっと観察しているのか……」
狛枝くんは辺りを見回しながら言う。
ここには修学旅行参加者の17人全員が揃ってる。
モノクマもモノミも呼べばすぐ出てくる。
明らかに知らない人物の事を言っている、とみんなは察してどよめいた。
「おい、誰の事言ってんだ……? この島にオレら以外の人間がいるとでも…………」
「きっと、"コロシアイ学園生活の生き残り"だよ」
九頭龍くんの言葉を遮って、狛枝くんは勿体ぶるように言っていた人物の事をさらりと告げた。
「えっ……?」
『…………!。』
聞き慣れないワードにポカンとする面々の居るなか、私は思わず体を強張らせた。
狛枝くんはどうするんだろう……。
この流れのままに私の事もバラすのかな……?。
「もう来てるんだったら、色々と繋がってきそうなんだけど……」
「何の事を言っているんだ……? "コロシアイ学園生活の生き残り"って何の話だよ……」
「あぁ……そういや皆はまだ見てないんだっけ。この前、希灯サンが蹴り飛ばしちゃったもんね……?」
狛枝くんはゆっくり視線を移して私を見た。
まるでみんなの注目を私の方に誘導させているかのようにも取れる動きだ。案の定、何人もが振り返って私の事を見た。
『…………。』
私は向けられた視線が気不味くて、誰も居ない方へ顔を背けた。
「あのファイルの中には、希望ヶ峰学園で幽閉されて、今のボクらのようにコロシアイを強要された十数名の生徒達のことが書かれてあったんだ。もちろん、生き残った人達のことも……。ね、そうでしょ希灯サン?」
『……し、知らないよ。そもそも、あのファイルの中身がそんな内容だったなんて分かるわけないし。』
顔を背けたままシラを切ったけど、ボソボソとした声しか出なかったから如何にも怪しくなってしまった。
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