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第28章 chapter5 ①最後の島


話聞くのに夢中で特に会話に参加しなかったし、落ち着きすぎて怪しいとか思われないかな……。
今さらそんなことを気にしながら、私は冊子をソニアさんに返した。
『また不可解な情報が入ってきたね。モノクマのってことだし鵜呑みにするのはマズいから、後でレストランに集まったときにみんなに伝えようか。』
「そうですね……。ではこの冊子はわたくしが持っておきますね」
『うん、よろしく。』
ここはもういいかな……次に行こう。
私は隣にある工場に向かった。


モノクマをモチーフにした外観の工場の前まで来ると、私は工場には入らず、横にある小さな倉庫に入った。
ここが今回の場所……。狛枝くんを上手く食い止められればいいんだけど。
いっそ倉庫の中を荒そうかな?。犯行に使われたグッズを壊しちゃおうかな?。
……いや、止めておこう。コレを壊せたって、どうせ狛枝くんは別の方法のトリックを考えるはず。
状況が把握出来なくなるのは避けたい。
床に置いてあるモノクマのパネルを踏み壊そうと浮かせた足をそっと下ろした。
その直後、倉庫の扉が誰かによって開かれた。
薄暗い室内に、外の明るい光が射し込む。
「……む、希灯か。この倉庫に何があったかもう確かめたか?」
入ってきたのはペコちゃんだった。私は振り返って応答する。
『うん。全部モノクマのグッズみたい。特に脱出の役に立つ物はないみたいだよ。』
「そうか。確かに何処もかしこもモノクマだらけだな」
倉庫内を見回して、やや呆れ気味にペコちゃんは溜め息を吐いた。
『辺古山さんは何か見つけられた?。』
「私は今まで倉庫の横の工場を確認していた。中ではヤシの木からモノクマのヌイグルミが大量生産されていてな、それはもう不快な光景だった」
『へぇ……想像するだけで気味が悪くなるね。』
ヌイグルミはモノクマのスペアにする為のものだったはず……確か那由多だっけ?。作りすぎだよ。
かと言って、どうにかして生産ストップさせてもモノクマがいちゃもん付けてくるだろうし……。
どうせ短時間でも長時間でもどうにも出来ない数あるんだから、今は関わらない方がいいかな。
『もう何があるのか確かめたことだし、外に出ようか。』
「そうだな……」
2人で外に出ると、丁度工場の扉から千秋ちゃんと真昼ちゃんとヒヨコちゃんと罪木さんと田中くんと九頭龍くん、それから少し遅れて十神くんが出て来た。
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