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第28章 chapter5 ①最後の島


橋を渡ると、近未来的な……一周回って荒廃した文明都市のようにも感じる景色が広がっていた。
遠くに複数のスクリーンがある。全部同じ映像が同じタイミングで流されていた。
内容はモノクマがカメラ目線で何かを言っているというもの。……まぁ、何を言ってるのか分かったところでどうせ下らないことしか言ってないから意味ないんだろうなぁ。
私はまず橋からの道を左に曲がって機械工場の方に向かった。
電気絶縁部品の製造とかしてたらしい……ワタツミ・インダストリアル。今はモノクマのせいでモノケモノとか変な人型ロボットとかしか作ってない。
中には左右田くんと弐大くんと唯吹ちゃんが居た。
「うっひょー! 何すかアレ!」
「人間っぽいのが製造されとるぞぉ……!?」
「いや、それよかアッチのモノケモノみてーなのは何だよ! あれってここで造られてたのか?」
下の広い製造スペースでロボットが延々流れ作業を続けている。
それを食い入るように3人が見つめていた。
「ここってただの機械部品の製造会社なはずだぞ! 何であんな危険なロボットが作られてんだよ!」
「きっとモノクマちゃんが乗っ取って改造したんっすよ! 絶対それしか考えらんねーっす!」
興奮した様子で唯吹ちゃんが断言する。
左右田くんも弐大くんもその言葉に「多分そうだ」と頷いた。
『……。』
私も柵に近付いて、下に広がる製造スペースの作業を眺めてみた。
左にモノケモノがあって、右側に人型ロボットがある。製造用ロボットが忙しなく動いていた。
「お、PCにメールのデータが残ってる」
背後でカチャカチャとキーボードを叩く音がした。左右田くんが見つけたPCを触ってメールボックスを閲覧しているようだ。
振り返って見ると、3人ともPCの画面を覗き込んでいた。
『何が書いてあったの?。』
「ぷぷ……希灯もコレ見ろよ。内容が幼稚すぎて笑っちまうぜ」
左右田くんが画面を見たまま私に手招きをした。
私もPCを覗いて見る。
ふむふむ……大規模な暴動が世界の各地で起こっていて……。
「世界の混乱状態のきっかけが「学生達による暴動」なんだってよ。リアリティーがねーよな! で、その暴動は社会体制への不満やら、格差社会への不平なんかを巻き込みながら爆発して……最終的には世界中に伝染病みてーに広まったんだとよ」
横で左右田くんがペラペラとメールの内容を簡単に説明し始めた。
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