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第24章 chapter4 ② 少女は夢を見る


「まさに今のカノジョの事だね。何も感じず、喋らず、反応せず、ただただ人形みたいに動かずにいる病気だよ」
ベッドに横たわる希灯の顔の前でモノクマは手を軽く振る。
瞼を開き、それを見ているはず希灯の眼は死んでいるかのように微塵も動きはしなかった。
「えぇッ?! それじゃあ誰かに襲われちゃったら、されるがままって事っすか?」
「大変だ、希灯さんの貞操に危機が迫ってるね!! 今夜あたりとか戴きに来ちゃおうかなぁ!」
澪田と花村が興奮気味に言う。
「ちょっとやめてよ! そもそも「襲う」ってそういう意味じゃないでしょ!?」
すかさず戸惑いながらも小泉が花村の発言にツッコミを入れる。
「そうそう、今の希灯サンは隙だらけだから犯し放題だし、殺し放題だよ………!!」
「ふざけるな……誰が殺しなどするものか。この場の全員が希灯に危害が加わる事は望んでいないぞ」
モノクマに殺気立ちながら辺古山が唸る。
「ボクもどうせなら希灯サンの了承を得てからヤりたいなぁ、そういう事は……」
呟くように狛枝が言うと、それを西園寺が指差す。
「辺古山おねぇ、アイツたたっ斬っちゃっていいよ~」
「そうだな。遺伝子を残せない身体にしてやろうか………」
辺古山が鋭い目付きで狛枝を睨んだ。
「……そんなことよりさ、誉稀ちゃんを安静にさせとこうよ。それに感染しちゃう病気なんでしょ? 私達がここにいつまでも居たら危ない……と思うよ」
七海が言いながら部屋のドアを閉めようとした。
中に居た数人は七海の言葉に反応し、静かに退出する。
希灯以外の一行は客室を出た所の広間に身を寄せた。
「そうそう、大事なことを言い忘れてたんだ」
階段のすぐ近くにて、モノクマは如何にも今しがた思い出したように掌をポンと握り拳で叩いた。
「言い忘れって……?」
「今回の動機についてだよ。なんと今回は「脱出ゲーム」になります!」
モノクマは声を張り上げ、高らかに発表する。
「……だ、脱出ゲーム?」
何人も戸惑いを見せて聞き返した。
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