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第24章 chapter4 ② 少女は夢を見る


それを聞いて、十神が鋭い目付きで言った。
「……まさか絶望病か?」
「えー? じゃあ感染ったら大変じゃん!! 早く希灯おねぇを隔離しようよ!」
絶望病と聞くと西園寺は希灯を指差して言う。
「ふえぇ……もしかしたら私がこの前希灯さんに看病を代わってもらったせいかもしれませぇん……」
「あー、ほらほら泣かないの。モノクマも部屋があるって言ってたから、早くその部屋まで運ぼうよ」
「応ッ! 力仕事ならワシに任せんかいっ!!」



「………よし、これでいいかな」
小泉が「普通の部屋」に運び込まれた希灯をベッドに横たわらせ、布団をかける。
「と、取り敢えず水はトイレの手洗い場から持って来ましたぁ……」
「ご苦労っす、蜜柑ちゃん」
罪木に向けて澪田が敬礼をした。
「……本当にこれ、絶望病なのかな?」
ラウンジから、七海が無表情で横たわる希灯を観察するようにじっと見つめて呟く。
「うん。希灯サンの症状は絶望病に間違いないよ」
と、モノクマが急に現れた。
「うおッ!? ……なんだよイキナリ現れんなよな」
「ベッドの下からか……もしかして全部の部屋のベッドの下にテメーの人形が置いてあるんじゃねーだろうな………?」
「それについてご安心を。だってボクはオマエラがここに希灯サンを運んでくると思って、ついさっき気まぐれに入ったってだけだからね」
モノクマが「うぷぷ」と笑う横で、日向が希灯を指差して訊く。
「それより……希灯はちゃんと治るのか? 前はお前が飽きたから治したとか言ってたよな。今回もそんな感じなのか……?」
「えー? 違うよ~、だってコレ、ボクが仕掛けたんじゃないもん!」
モノクマが笑い声を高くしながら言う。
それに対し、左右田が呆けた声を出した。
「……は? なんだそりゃ」
「前の絶望病は間違いなく貴様が流行らせたモノということか」
十神が眼鏡のフレームを押し上げながらモノクマを睨んだ。
「まぁカミングアウトするとそういう事だね。でも今更知ったってどうしようもないじゃん? しかも今回はボク関係ないし」
モノクマのその言葉に日向が焦った口調で返す。
「おい、希灯のはモノクマの力で治せないのか?!」
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