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第23章 chapter4 ① フィジカルな証拠隠滅
それから少しずつみんなが集まって、気が付けば全員レストランに集合していた。
みんな花村くんの料理の味に感激して、レストランは朝とはとても思えない程に賑わしくなった。
花村くんがみんなにリクエストを聞いた時に、日向くんが「草餅! 草餅!」って必死に叫んでてちょっと可笑しかったなぁ。
「ところでよ、今日モノミが4番目の島の橋の前に立ってるモノケモノを倒してくれるんだったろ?」
食べ終わった左右田くんがみんなに言った。
「あぁ、もうそろそろ伝えに来るはずだ」
十神くんが紙ナプキンで口を拭いながら答える。
「てか、モノミの報告待つ必要なくね?」
「確かにそうだね。ボクとしても早く行きたいし、もう勝手に行っちゃおうかな」
「イイヤッフウー! 遊園地楽しみっすー!!」
そう言って何人も出て行ってしまった。
「さて……俺も行くとするか」
『十神くんも行くの?。』
「今日はいつもより遅いからな。まだ倒していないか、伝えに来てないかのどちらかだ。もう食べ終えたことだし、さっさと個人で確認しに行った方がいいだろう」
確かに今日は遅いな……。どうしたんだろう。
あと少しで私も食べ終わるし、待たずに行こうかな………。
『……ごちそうさま、花村くん。』
急いで食べたつもりだったけど、結局ほとんどの人が出発した後だった。
現在レストランには、まだ食べている終里さんと、片付けに追われている花村くんだけみたい。
私も出掛けようと思って椅子から立ち上がった。
と、その時、軽い目眩がして少しよろけてしまう。
『………?。』
あれ?。体調崩したのかな?。
まぁ、程度が軽いし問題ないか。
「テンテロリーン! ミナサン、おはようございまちゅ。ちょっと手こずったけどモノケモノを………あっれぇ?! 全く集まってないじゃないでちゅか」
今更現れたモノミちゃんが驚いた表情でレストラン内を見回した。
『先生、モノケモノ退治お疲れ様。』
「ありがとうございまちゅ………労いの言葉をくれるのはあなたくらいでちゅよ……あちし、希灯さんみたいな優しい生徒を持てて嬉しいでちゅ」
モノミちゃんが目に涙を浮かべながら言った。
「えーと、それで他のミナサンはどこへ……?」
『あぁ、みんな先に行っちゃったよ。先生がモノケモノを倒してくれてるだろうからってことでね。』
モノミちゃんの手を引いてレストランを出る。